東京都障害者スポーツ大会「陸上競技」のボランティアとして、立教チームが参加
2022/06/29
立教生のキャンパスライフ
OVERVIEW
「東京都障害者スポーツ大会」は、全国障害者スポーツ大会の派遣選手選考会を兼ねている都内最大規模の障害者スポーツ大会です。5/21(土)、22日(日)には知的部門の大会が、28日(土)には身体・精神部門の大会が、駒沢オリンピック公園総合運動場で3年ぶりに開催されました。
立教大学からは、学内で募集した学生14名とボランティアコーディネーター1名が「立教大学チーム」のボランティアとして参加しました。今回初めてボランティア活動に参加する学生が大半でしたが、ボランティア同士でサポートし合いながら、それぞれが積極的に活動していました。
知的部門:5/21(土)、22(日)
2日間開催された「知的部門」では、主に走競技をサポートしました。
1日目に立教チームが担当した場所は、競技者の受付・招集エリアです。競技開始前に受付をした競技者は、ゼッケンをつけ、自分が走る組・レーンに並びます。立教生はここで、ゼッケンが指定の位置につけられているのかを確認したり、決められた順番に並べるよう誘導したりしました。スタート時間が近づくと緊張して待機場所から離れてしまう競技者もいましたが、学生が競技者に寄り添いながら落ち着いて待機できるような声かけをしていました。
2日目に担当したのは、「ハガー」です。「ハガー」は、走競技の際にゴール付近で待機し、ゴール後の競技者を受け止め、表彰場所までの誘導を行う役割です。ゴールしたことに気付かない競技者がいると、他の競技者と接触し、互いに怪我をすることがあるため、それらを未然に防ぐ、知的部門ならではの役割でもあります。競技者のゴールの瞬間に立ち会うため、喜びも悔しさも目の当たりにするのですが、学生は「お疲れ様でした」「おめでとうございます」と、競技者一人ひとりに合わせ労いの声をかけながら誘導していました。
閉会式では、立教生全員が旗手を担当させていただくなど、大会の運営に大きく関わることができました。
1日目に立教チームが担当した場所は、競技者の受付・招集エリアです。競技開始前に受付をした競技者は、ゼッケンをつけ、自分が走る組・レーンに並びます。立教生はここで、ゼッケンが指定の位置につけられているのかを確認したり、決められた順番に並べるよう誘導したりしました。スタート時間が近づくと緊張して待機場所から離れてしまう競技者もいましたが、学生が競技者に寄り添いながら落ち着いて待機できるような声かけをしていました。
2日目に担当したのは、「ハガー」です。「ハガー」は、走競技の際にゴール付近で待機し、ゴール後の競技者を受け止め、表彰場所までの誘導を行う役割です。ゴールしたことに気付かない競技者がいると、他の競技者と接触し、互いに怪我をすることがあるため、それらを未然に防ぐ、知的部門ならではの役割でもあります。競技者のゴールの瞬間に立ち会うため、喜びも悔しさも目の当たりにするのですが、学生は「お疲れ様でした」「おめでとうございます」と、競技者一人ひとりに合わせ労いの声をかけながら誘導していました。
閉会式では、立教生全員が旗手を担当させていただくなど、大会の運営に大きく関わることができました。
身体・精神部門:5/28(土)
身体・精神部門では、競技者の招集・誘導と競技結果の記録を担当しました。
招集場所から離れたスタート地点まで誘導する際には、義足の方や車いすの方、視覚しょうがいのある方に対して、それぞれの進むスピードに合わせながら他の競技中の選手と接触しないように誘導していました。
招集場所から離れたスタート地点まで誘導する際には、義足の方や車いすの方、視覚しょうがいのある方に対して、それぞれの進むスピードに合わせながら他の競技中の選手と接触しないように誘導していました。
参加した学生の振り返りから(原文ママ)
文学部教育学科 1年次
知的部門:競技者の招集
知的障害を持つ方と近い距離で関わることは初めてだった。感情をそのまま出す方や、何も見せない方など様々な性格の方がいることを実感した。そのため、声の掛け方が難しく、あまり積極的に話をすることができなかった。しかし、達成感や悔しさを滲ませた選手たちの表情を近くで見ることができ、非常に感動した。
文学部文学科(英米文学専修) 4年次
知的部門:ハガー
一般的なスポーツ大会と比べて選手を直接的にサポートすることができ、選手を身近な存在に感じられました。また、「ハガー」という貴重な体験を通して選手とコミュニケーションを取り、選手一人ひとりの個性を感じ取ることができました。
選手が走り切った後に顔を合わせても、選手の心情を汲み取ることが難しく、どのように声をかけたら良いか悩む場面もありましたが、他のボランティアの方も一緒に声をかけてくれることも多く、安心してサポートすることができたと思います。
選手が走り切った後に顔を合わせても、選手の心情を汲み取ることが難しく、どのように声をかけたら良いか悩む場面もありましたが、他のボランティアの方も一緒に声をかけてくれることも多く、安心してサポートすることができたと思います。
文学部文学科(英米文学専修) 3年次
知的部門:閉会式の旗手
招集の際、ご自身の手術の経験や今まで経験してきたことなどを年齢性別関係なく楽しそうにお話している方をたくさん見かけ、パラスポーツだけでなく日常的にも障害者の方とお話をする機会を作れたらいいなと感じました。
コミュニティ福祉学部福祉学科 3年次
身体・精神部門:スタート場所までの誘導
今まで福祉学科の授業で障害の特性や支援等を学んできたが、実際の誘導の際の声掛けなどが難しかった。授業を通して映像や文字で学んできたことを実践するには、たくさんの経験を積む必要があると思うため、今後のボランティアにも積極的に参加していきたいと感じた。
観光学部交流文化学科 3年次
身体・精神部門:競技結果の記録
100メートル走や1500メートル走などもよく見る競技も行われるなかで、障害者スポーツならではの競技、電動車椅子で行う楽しむためのレースがありました。競技者も、子供から高齢者まで、100メートル走では義足を付けて14秒台くらいのタイムで走れる実力のある選手もいて、さまざまな人がそれぞれのやりかたでスポーツに取り組んでいて、障害者スポーツではそれが認められているのだなと思いました。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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