グラフィックサインで巣鴨北中学校の建て替えプロジェクトに参加。試行錯誤をカタチに
社会学部社会学科2年次 松田 奈々央さん
2020/08/07
立教生のキャンパスライフ
OVERVIEW
2019年8月に新しく建て替えられた豊島区立巣鴨北中学校。8つの特別教室のイメージを表したグラフィックサインを担当した松田奈々央さんに話を伺いました。
宇宙や火山を描いた理科室2のグラフィックサインが掲示された教室入口
もともと絵を描くことが好きだったという松田さん。イラストを手掛けるきっかけとなったのは、司書課程で1年次に履修した科目「図書館施設論」の授業だった。
「施設等のデザインに関する課題が出され、私のイラストを見たゲスト講師の柳瀬寛夫先生(岡田新一設計事務所社長)からお声掛けいただいたのです。自分に務まるのか不安でしたが、両親が背中を押してくれ、受けることを決めました」
「施設等のデザインに関する課題が出され、私のイラストを見たゲスト講師の柳瀬寛夫先生(岡田新一設計事務所社長)からお声掛けいただいたのです。自分に務まるのか不安でしたが、両親が背中を押してくれ、受けることを決めました」
イラストは勢いを大事にし、温かみのある印象になるようにしたという。これは家庭科室用
しかし、イラストを完成させるまでは、試行錯誤の連続だった。
「学びの楽しさが想像できるよう、教科に関するものを描くことにしました。正確性よりも勢いのある筆致を心掛け、資料を参考に何度もスケッチを行いました」
制作中は、実際の工事現場にも足を運び、落成式にも参加した。
「一つの建物が多くの人々の手によってつくられていることを実感し、責任の重さと、このプロジェクトに参加できたことへの誇りと喜びを感じました。特に、制作過程において先生の設計事務所で試行錯誤した経験は非常に良い学びになりました。新校舎で過ごす中学生にも、迷ったり悩んだりしながら、体験を通じて学んでもらいたいと願っています」
「学びの楽しさが想像できるよう、教科に関するものを描くことにしました。正確性よりも勢いのある筆致を心掛け、資料を参考に何度もスケッチを行いました」
制作中は、実際の工事現場にも足を運び、落成式にも参加した。
「一つの建物が多くの人々の手によってつくられていることを実感し、責任の重さと、このプロジェクトに参加できたことへの誇りと喜びを感じました。特に、制作過程において先生の設計事務所で試行錯誤した経験は非常に良い学びになりました。新校舎で過ごす中学生にも、迷ったり悩んだりしながら、体験を通じて学んでもらいたいと願っています」
音楽室の楽器のイラストを手にする松田さん
一方では、所属する漫画研究会の活動からも刺激を得ているという。
「SNS上などとは違い、サークルでは実際に顔を合わせて会話できるコミュニティの中で、自分の絵を評価してもらえることが大きな励みになっています」
「今回の経験を通して、言葉やデザインなどの表現を発信する仕事への興味も湧き、視野が広がりました」と松田さんは語る。
「SNS上などとは違い、サークルでは実際に顔を合わせて会話できるコミュニティの中で、自分の絵を評価してもらえることが大きな励みになっています」
「今回の経験を通して、言葉やデザインなどの表現を発信する仕事への興味も湧き、視野が広がりました」と松田さんは語る。
※本記事は季刊「立教」251号(2020年1月発行)をもとに再構成したものです。定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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