スポーツウエルネス学部・スポーツウエルネス学研究科の教育目的と各種方針立教大学の教育目的と各種方針

スポーツウエルネス学部の教育目的と各種方針

スポーツウエルネス学部 学位授与方針

教育目的

「すべての人の生きる歓びのために」という基本理念に立ち、スポーツウエルネス学の教育研究活動を通じて、人間の可能性の追求と誰もが快適で活力に満ちたウエルネス社会の実現に寄与する人材を養成する。

学修成果

「学士(スポーツウエルネス学)」を授与される学生は、以下のような能力を有する。
※各項目の( )内は全学の学修成果項目との関係性を記載
  1. 豊かな人間性と高い倫理観を持って、リーダーシップを発揮できる。(主に、「1. リベラルアーツの素養」「5. 他者を理解する姿勢」「7.リーダーシップ」「9. 社会的実践力」と関連)
  2. スポーツウエルネスに関する科学的視点や基礎知識・基礎理論を理解できる。(主に、「1. リベラルアーツの素養」「2.専門性」と関連)
  3. スポーツウエルネス学に必要とされる自然科学的研究法と人文社会科学的研究法を適切に運用できる。(主に、「1. リベラルアーツの素養」「2.専門性」「3.自己を理解し発展させる力」「6.表現力」と関連)
  4. ウエルネスとスポーツ活動及びそれらを取り巻く社会環境に関する知見と諸理論を包括したスポーツウエルネス学を体系的に理解できる。(主に、「1. リベラルアーツの素養」「2.専門性」「8.国際性」と関連)
  5. スポーツに関わる人々やスポーツの多様性を尊重し、行動することができる。(主に、「1. リベラルアーツの素養」「5. 他者を理解する姿勢」「6.表現力」「9. 社会的実践力」と関連)
  6. 自らのキャリア設計をすることができる。(主に、「3. 自己を理解し発展させる力」「4. キャリア展望を確立する力」「6. 表現力」「9. 社会的実践力」と関連)
  7. グローバルスポーツの現況に触れ、国際的に活躍できる。(主に、「5. 他者を理解する姿勢」「7.リーダーシップ」「8. 国際性」「9. 社会的実践力」と関連)

さらに全学共通科目により、

  1. 言語Aの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、状況に応じて適切なコミュニケーションができる。さらに、英語圏の文化のみならず、英語を通して得た国際的な知見によって、多様な文化を理解し、対応できる。また、自分の専門領域の内容を英語で学ぶ基礎が身につく。また、NEXUSプログラムにより入学した学生については、言語Bと合わせて大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力を身につける。
  2. 言語Bの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、日常生活における基本的なコミュニケーションができる。さらに、当該言語圏の文化のみならず、その言語を学ぶ過程で獲得した多元的な視点を通じて、異文化を理解し、対応できる。また、留学生については、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力を身につける。
  3. 学びの精神では、立教大学設立理念の一端に触れ、自ら主体的に学ぶ姿勢を身につけ、大学での講義科目受講の包括的スキルを体得する。
  4. 多彩な学びでは、学問的知見の多様性と豊饒性を理解し、他の諸学問の成果を交錯させることで、世界を複眼的に解読する柔軟な知性を涵養する。また、スポーツ実習では、心身の健康増進を目的とした科学的知識を理解し、スポーツの実践をとおした体力の維持・向上、運動習慣を醸成する。

学修環境

上記のような学修成果をもたらすために、以下のような学修環境を提供する。
  1. 在学期間を通して学生1名につき専任教員1名が担任(アカデミック・アドバイザー)として学修上のアドバイスを適宜与える。
  2. 初年次に少人数の演習科目を設置し、大学でのスタディ・スキルを習得するとともに、学部の専門性を理解し、自ら将来設計を考える基盤づくりを行っている。
  3. すべての学生が1年次より少人数の演習科目を履修し、希望するすべての学生が2年次より3年間にわたり専門分野に関する演習科目を履修できるカリキュラムを提供する。
  4. すべての学生が自らの関心に基づき専門分野を定め、講義と実習、演習を交えて学修でき、さらに広い関心に応えられる関連分野の系統的履修が可能なカリキュラムを提供する。
  5. 多岐にわたるスポーツ種目の基本的な運動技術、トレーニング方法や指導法などの運動方法学に関する幅広い学修の機会を提供する。
  6. 英語を用いて学ぶ多様な専門講義科目を設置する。
  7. フィットネスクラブ、リハビリテーション施設、スポーツ協会、民間企業などで現場実習を行い、問題を実践的に理解し、問題意識を深める機会を設けている。
  8. 少人数教育を重視し、専門分野における知識や技能について、自主的に学修課題を設定し、フィールドワーク、文献の精読等によって学修し、成果を発表する機会を設けている。
  9. 3年間の学びを通して抱いた疑問や課題について、専門的理解を深め、解決策を検討するため卒業研究論文等を作成する専門的指導を受けられる環境を用意している。
スポーツウエルネス学部 教育課程編成の方針

スポーツウエルネス学部の教育目的

「すべての人の生きる歓びのために」という基本理念に立ち、スポーツウエルネス学の教育研究活動を通じて、人間の可能性の追求と誰もが快適で活力に満ちたウエルネス社会の実現に寄与する人材を養成する。

教育課程の編成と特色

スポーツウエルネス学部の教育課程は、学士課程における修業年限4年間を「導入期」「形成期」「完成期」の3期に区分し編成している。各期のねらいは以下のとおりである。
  • 導入期は、「スポーツウエルネス学入門」、「スポーツマンシップ論」、「スポーツリーダーシップ論」、「基礎演習(学びの技法含む)」、「学びの精神」、言語教育科目で構成し、形成期、完成期における学修の基礎を醸成する。なお、NEXUSプログラムでは、標準0.5年間〔1学期間〕の日本語集中履修期間に加え、言語Aおよび言語Bにおける日本語、ならびに平易な日本語を用いて実施する「学びの精神」の履修をとおして、学ぶための姿勢と基礎的な知識・技法を身につける。
  • 形成期は、引き続き専門基礎科目の履修を通じて基礎的な学修の完成を目指すと同時に、専門基幹科目や専門英語科目を履修することによって、スポーツウエルネス学部の専門教育に必要な基本的知識を身につける。さらに倫理観やスポーツウエルネス学に関する学びを通して、社会における多様な問題に興味を持ち、自らテーマを設定して真理を探求することを目的として主体的・創造的に調査・研究を行う能力を身につける。
  • 完成期は、専門展開科目の履修を通じて、スポーツウエルネス学固有の領域に関して高度で専門的、個別的な内容を学修し、4年間の学修の集大成である卒業研究を仕上げる。さらに課題解決能力を身につけ、社会での活躍を目指す。

スポーツウエルネス学部のカリキュラムの構造

教育課程の構成

スポーツウエルネス学部の卒業要件単位は126単位であり、履修区分に応じて以下の科目群に分けられている。

<ベイシックコース>
  1. 必修科目(28単位)は、以下の科目区分で構成する。
    ・言語教育科目(言語A) 6単位
    ・言語教育科目(言語B) 4単位
    ・基礎演習(学びの技法を含む) 2単位
    ・スポーツウエルネス学入門 2単位
    ・スポーツマンシップ論 2単位
    ・スポーツリーダーシップ論 2単位
    ・スポーツウエルネスワークショップA・B・C 計 6単位
    ・卒業研究指導演習 2単位
    ・卒業研究(ベイシックコース) 2単位
  2. 選択科目(78単位)は、以下の科目区分で構成する。
    ・学びの精神 4単位
    ・多彩な学び・スポーツ実習 14単位
    ・専門基礎科目 22単位
    ・専門基幹科目 12単位
    ・専門展開科目 22単位
    ・専門英語科目 4単位
  3. 自由科目(20単位)は、他学部・他学科科目、専門関連科目、言語自由科目などから構成する。自由科目には、以下の1.~5.から20単位を修得することができる。
    1. 必修科目・選択科目の卒業要件単位数を超えて修得した単位
    2. 他学部・他学科科目
    3. 専門関連科目
    4. 言語自由科目
    5. 5大学間単位互換制度による他大学科目(年間上限12単位)

<アドバンストコース>
  1. 必修科目(34単位)は、以下の科目区分で構成する。
    ・言語教育科目(言語A) 6単位
    ・言語教育科目(言語B) 4単位
    ・基礎演習(学びの技法を含む) 2単位
    ・スポーツウエルネス学入門 2単位
    ・スポーツマンシップ論 2単位
    ・スポーツリーダーシップ論 2単位
    ・スポーツウエルネスワークショップA・B・C 計6単位
    ・卒業研究指導演習 2単位
    ・卒業研究(アドバンストコース) 8単位
  2. 選択科目(72単位)は、以下の科目区分で構成する。
    ・学びの精神 4単位
    ・多彩な学び・スポーツ実習 14単位
    ・専門基礎科目 22単位
    ・専門基幹科目 10単位
    ・専門展開科目 18単位
    ・専門英語科目 4単位
  3. 自由科目(20単位)は、他学部・他学科科目、専門関連科目、言語自由科目などから構成する。自由科目には、以下の1.~5.から20単位を修得することができる。
    1. 必修科目・選択科目の卒業要件単位数を超えて修得した単位
    2. 他学部・他学科科目
    3. 専門関連科目
    4. 言語自由科目
    5. 5大学間単位互換制度による他大学科目(年間上限12単位)


  • スポーツウエルネス学部では、1年次から4年次まで、少人数の演習科目を用意している。4年間を通して現場をフィールドとする理論の検証と展開を重視した教育を行う。1年次の「基礎演習」による導入教育に続き、2年次の「スポーツウエルネスワークショップ」では様々なフィールドが抱える問題に触れ、3年次の「専門演習」では、各個人の関心に基づいた対象について深く掘り下げ、4年次の「卒業研究」へとつなげる。なお、卒業研究は必修科目となっており、文献研究中心のベイシックコース(2単位)と実証研究中心のアドバンストコース(8単位)を設定する。
  • 言語教育科目では、必修科目として言語A(英語)と言語B(ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・朝鮮語・ロシア語・日本語(留学生のみ)から1言語を選択)の2言語を課している。ただし、NEXUSプログラムでは言語Aと言語Bともに、日本語を課す。さらに学修を深め、新しい言語に挑戦するための言語自由科目(14言語)を開講している。少人数クラスでの「聞く・話す・読む・書く」の基本的技能の訓練を通じて、当該言語による専門的または日常的なコミュニケーションを可能にし、異文化対応能力を育成する。
  • 学びの技法は、大学における学問を修めるうえで必要なスキルの向上を目的とする。学部の専門領域に即して、スチューデント・スキル及びスタディ・スキルの向上、情報リテラシーの理解、キャリアプランの形成等を、少人数の演習形式で実施する。
  • 学びの精神は、大学で学ぶこと、また立教大学での学びの意味について理解する科目群である。宗教、人権、大学、また立教大学ならではの専門性をキーワードに据え、多様な主題を交えた科目を配置する。
  • 多彩な学びは、広範な学問分野を俯瞰した、多彩な科目群である。人文学、社会科学、自然科学、スポーツ人間科学に依拠しながらもその枠を超えた、幅広い知識と教養、総合的な判断力を養う科目を配置する。スポーツ実習は、スポーツの実践をとおして健康の維持向上を図る科目群である。運動技術の向上を目指すスポーツプログラム、実践に加えて歴史的、文化的背景を身につけるスポーツスタディを配置する。

「学部・学科の学修成果」と、科目群もしくは科目との関係

  1. 豊かな人間性と高い倫理観を持って、リーダーシップを発揮できる。
    「基礎演習」「スポーツマンシップ論」「スポーツリーダーシップ論」「スポーツ倫理学」「スポーツと法」など
  2. スポーツウエルネスに関する科学的視点や基礎知識・基礎理論を理解できる。
    「スポーツウエルネス学入門」「スポーツ科学総論」「ウエルネス科学総論」「運動方法学」「ウエルネス理解のための基礎生命科学」「発育・発達・加齢論」 「環境・サスティナビリティ論」「データサイエンス概論」など
  3. スポーツウエルネス学に必要とされる自然科学的研究法と人文社会科学的研究法を適切に運用できる。
    「スポーツウエルネスワークショップA・B・C」「専門演習1・2」「卒業研究指導演習(ベイシックコース・アドバンストコース)」など
  4. ウエルネスとスポーツ活動及びそれらを取り巻く社会環境に関する知見と諸理論を包括したスポーツウエルネス学を体系的に理解できる。
    「スポーツウエルネス心理学(基礎)」「運動・スポーツ栄養学(基礎)」「スポーツ社会学」「運動生理学」「スポーツコーチ学」「バイオメカニクス」「スポーツ医学(外傷・障害)1・2」など
  5. スポーツに関わる人々やスポーツの多様性を尊重し、行動することができる。
    「ダイバーシティ・スポーツ論」「ユニバーサルスポーツ援助技術演習」「アダプテッド・スポーツ論」「障害者スポーツ実践論」「運動方法学演習1~16」など
  6. 自らのキャリア設計をすることができる。
    「キャリア形成論」「キャリア教育実習」など
  7. グローバルスポーツの現況に触れ、国際的に活躍できる。
    「Comparative Sport Culture 」「Quantitative Research Methods in Sport and Exercise」「Motivational Psychology in Sports and Exercise」「異文化スタディ」など
  8. 言語Aの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、状況に応じて適切なコミュニケーションができる。さらに、英語圏の文化のみならず、英語を通して得た国際的な知見によって、多様な文化を理解し、対応できる。また、自分の専門領域の内容を英語で学ぶ基礎が身につく。ただし、NEXUSプログラムでは、言語A(日本語)の学修によって、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力が身につく。
  9. 言語Bの学修によって、聞く・話す・読む・書くという基本的技能にもとづいて、日常生活における基本的なコミュニケーションができる。さらに、当該言語圏の文化のみならず、その言語を学ぶ過程で獲得した多元的な視点を通じて、異文化を理解し、対応できる。また、留学生については、大学での学修に必要とされる高度な日本語運用能力を養うとともに、実社会のコミュニケーションに対応できる実践的な日本語力を身につける。
  10. 学びの精神では、立教大学設立理念の一端に触れ、自ら主体的に学ぶ姿勢を身につけ、大学での講義科目受講の包括的スキルを体得する。
  11. 多彩な学びでは、学問的知見の多様性と豊饒性を理解し、他の諸学問の成果を交錯させることで、世界を複眼的に解読する柔軟な知性を涵養する。また、スポーツ実習では、心身の健康増進を目的とした科学的知識を理解し、スポーツの実践をとおした体力の維持・向上、運動習慣を醸成する。
スポーツウエルネス学部 入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

教育目的

「すべての人の生きる歓びのために」という基本理念に立ち、スポーツウエルネス学の教育研究活動を通じて、人間の可能性の追求と誰もが快適で活力に満ちたウエルネス社会の実現に寄与する人材を養成する。

教育活動

教育内容

スポーツウエルネス学部ではスポーツウエルネス学を教育研究の中心に位置付ける。スポーツウエルネス学は、すべての人間の適応可能性を広げ、スポーツパフォーマンスの向上とスポーツ文化の創造に寄与するための理論と方法論の構築をめざすスポーツ科学と幸福で充実した人生を送るために、より創造的に心身の健康を探求し、維持・発展させる理論と方法論の構築をめざすウエルネス科学とを融合させた学問体系であり、スポーツ並びにウエルネスに関わる様々な課題を対象として総合的に研究し、スポーツ推進とウエルネスの向上に寄与することを目的としている。
スポーツウエルネス学部では、スポーツウエルネス学を構成するスポーツ分野とウエルネス分野の2つの研究分野を対象とする。中心的な学問分野は以下のとおりである。スポーツ分野としては、「トレーニング科学」、「スポーツ医学」、「バイオメカニクス」、「スポーツ心理学」、「スポーツ方法学」、「スポーツ栄養学」、「トレーナー科学」、「スポーツマネジメント」であり、ウエルネス分野としては、「スポーツ社会学」、「環境教育学」、「環境生理学」、「ジェンダー学」、「健康心理学」、「分子細胞生物学」、「データサイエンス」、「スポーツ・健康産業」である。また、卒業後の進路に関連する、アスリートパフォーマンス、ウエルネススポーツ及び環境・スポーツ教育の3つの領域を掲げ、それぞれに関連する科目群を履修モデルとして提示している。
また、1年次より少人数の基礎的な演習科目で学び、2年次より3年間にわたり専門分野に関する演習科目で学ぶ。さらに、全学共通カリキュラムで開講されている多様な科目を履修し、専門分野の枠を超えた幅広い知識と教養を身につけるとともに、外国語(英語に加えてもう1言語)運用能力と情報処理能力を身につける。

指導体制

  • 専任教員1名あたり少人数(10名程度)での教育を行っている。
  • 在学期間を通して学生1名につき専任教員1名が担任(アカデミック・アドバイザー)として適宜アドバイスを与えるとともに、オフィスアワーを導入し学業や大学生活について常時相談できる体制を作っている。
  • 演習科目と実習科目は教員および大学院生のティーチングアシスタント(TA)を複数配置し、一人一人の学生に指導が行き届くような環境を用意している。
  • コンピュータ室および実験室を開放し、授業時間以外での自習ができる環境を提供している。
  • 生理学、心理学、栄養学、生化学、バイオメカニクス、トレーニング科学などの実験のための多様な実験室および実験設備を用意している。
  • 基幹的な科目については主な教科書・参考書・演習書が図書館に蔵書されている。毎年蔵書数を増やし、学生が深く・広く学ぶ環境を用意している。
  • 3年次の専門演習、4年次の卒業研究等を通して、1名の教員あたり少人数の学生が分析的・論理的に調査・研究に取り組み、主体的に学ぶ力、課題解決能力、発表力を高めるための指導を行っている。
  • 正課としての「キャリア形成論」や「キャリア教育実習」などを通じてキャリア教育を積極的に展開している。
  • スポーツ・ウエルネス関係団体やアスリート・パラアスリート、企業人等を積極的に講師に迎え、現場の課題に対する関心を深めることができる。
  • 大学院進学希望者には4年次から大学院前期課程に開講された講義を受講できる特別進学生制度を導入している。
  • 指導力向上のための教員研修(FD)を実施し、指導力の向上に日々努めている。
  • 留学や海外への短期訪問など、海外体験を推奨している。

指導法

  • 基礎を重視した講義・実習・演習を交えた体系的カリキュラムで、専門とする科学を系統立てて学修する。
  • 学生自らが課題設定をして企画・実行する活動を導入している科目がある。
  • 筆記試験やレポートだけでなく、プレゼンテーションを重視した科目がある。
  • 演習科目は高度な専門教育はもちろん、プレゼンテーション、ディスカッション、グループワークなど少人数授業の特性をいかした指導を行なっている。また、演習科目は、教員と学生が身近に接する場でもあり、合宿や多様な企画を通じて単なる学問を超えた人生観や社会生活全般にわたった教育を行なっている。

入学者に求める知識・技能・態度・体験

スポーツウエルネス学部の教育目的に賛同し、以下のような知識・技能・態度・体験を有する学生を求めている。

知識

高等学校教育課程の全ての科目に対し真面目に取り組み相応の知識を有している必要がある。

技能

授業を理解し、調査・分析・発表・討論を行うために必要となる日本語の能力を有することが必要である。コンピュータの基本ソフトをある程度操作できることが望まれる。「英語」に関しては、読む、書く、話す、聞くといった能力を高等学校で十分に身につけておくことが必要である。

態度

文化の差異・性別・しょうがい等に対して偏見をもたず、さまざまな文化背景・生活体験を有する人たちと良好な人間関係を構築し、協働的に活動できる素地があることが重要と考えている。また、スポーツウエルネス学に関する興味・関心があり、学問的に探求する志を有していることが必要である。

体験

基本的には高等学校で学習や行事に積極的かつ真面目に取り組んできた体験が大事である。その上でスポーツやクラブ活動、生徒会活動、ボランティアなど、何か真剣に取り組んできたことがあればより望ましいことと考える。これまでの体験の意味を深く考え、それを今後に生かしていこうとする気持ちを持つことが望まれる。

入試種別の目的

  1. 一般入試
    本学ならびにスポーツウエルネス学部の教育目的を理解し、スポーツウエルネス学部での教育を志望する者に対して、高等学校における教科・科目の学習の達成度を測り、選抜することを目的とする。
  2. 大学入学共通テスト利用入試
    本学ならびにスポーツウエルネス学部の教育目的を理解し、スポーツウエルネス学部での教育を志望する者に対して、高等学校における教科・科目の学習の達成度を、大学入学共通テストを利用して測定し、選抜することを目的とする。
  3. 自由選抜入試
    志望する学部に関連した高い能力をもつ者、あるいは学業以外の諸活動の分野に秀でた個性をもつ者で、本学ならびにスポーツウエルネス学部の教育目的を理解し、そこで学びたいという熱意を提出書類及び面接等の内容により多面的・総合的に評価し、選抜することを目的とする。
  4. アスリート選抜入試
    スポーツ競技の実績が優秀であるだけでなく、人格的にも優れ学業に対する高い意欲をもつ者を、競技実績や提出書類、小論文、面接等の内容により多面的・総合的に評価し、選抜することを目的とする。
  5. 外国人留学生入試
    国際交流の一環として、交換留学制度とは別に、本学での教育を希望する外国人留学生を選抜することを目的とする。
    ・書類選考による募集制度
    外国人留学生を、提出書類および日本留学試験の成績等の内容により、多面的・総合的に評価する。
  6. 社会人入試
    大学で学ぶ意欲をもつ社会人を、提出書類や小論文、面接等の内容により、多面的・総合的に評価し、一般入試とは別の入学試験によって選抜することを目的とする。
  7. 指定校推薦入学
    スポーツウエルネス学部が自らの教育目的に基づいて、特色ある教育を行っている高等学校を指定したうえで、スポーツウエルネス学部の教育目的を理解し、スポーツウエルネス学部が定める一定の学力を有する者を高等学校長が推薦しスポーツウエルネス学部が受け入れることを目的とする。
  8. 関係校推薦入学
    日本聖公会に所属する高等学校を対象として、本学ならびにスポーツウエルネス学部の教育目的を理解し、キリスト教に基づく教育を継続して学びたいという意欲のある者を高等学校長が推薦し本学が受け入れることを目的とする。
  9. 学校長推薦による入学(NEXUS)
    NEXUSプログラム日本語集中履修期間のカリキュラム内容ならびに2学期目以降に接続するスポーツウエルネス学部カリキュラムにおける教育目的に基づいて、特色ある教育や言語教育を行っている外国の高等学校を指定したうえで、次世代に繋がるグローバルな協働共生について日本語コミュニケーションを通じ実践する姿勢を持ち、かつスポーツウエルネス学部の教育目的を理解し、本学が定める一定の学力を有する者を当該の高等学校長が推薦し、スポーツウエルネス学部が受け入れることを目的とする。

入学前学習

REO(Rikkyo English Online)を利用した英語学習を課している。また、指定校推薦入学・関係校推薦入学・自由選抜入試合格者・アスリート選抜入試の合格者に対しては入学前に読んでおくべき推薦図書リストを送付している。
スポーツウエルネス学部として求める教員像および教員組織の編成方針

1.スポーツウエルネス学部として求める教員像

  • 本学の建学の精神及び教育の理念を踏まえ、スポーツウエルネス学部の「学位授与の方針」、「教育課程編成の方針」、「入学者受入れの方針」(以下「3方針」という。)を理解する者
  • スポーツウエルネス学部における教育を担当するにふさわしい教育上の能力を有する者
  • 教育研究の成果を広く社会に提供することにより社会の発展に寄与する能力を有する者
  • 「すべての人の生きる歓びのために」という基本理念に立ち、教育研究を通じて、スポーツを基盤としたウエルネス社会構築に貢献できる人材を養成するにふさわしい能力を有する者
  • 学生の自主的な学びを支援できる者
  • 個々人の「人格と尊厳」を尊重できる者
  • 教育理念の実現に向けて、他者との協働及び連携を行うことができる者

2.教員組織の編成方針

スポーツウエルネス学部は、「教育研究上の目的」を実現するために以下の点に留意する。また、スポーツ科学(スポーツパフォーマンスの向上と高度なスポーツ文化の創造に寄与するための理論と方法論)及びウエルネス科学(幸福で充実した人生を送るために、より創造的に心身の健康を探究し、維持・発展させる理論と方法論)の専門領域において、3方針に沿った教育研究が可能となるよう教員組織を編成する。

教育研究上の目的

「すべての人の生きる歓びのために」という基本理念に立ち、スポーツウエルネス学の教育研究活動を通じて、人間の可能性の追求と誰もが快適で活力に満ちたウエルネス社会の実現に寄与する人材を養成する。

必要教員数

(1)大学設置基準に基づき、適切に教員を配置する。
(2)収容定員における教員1人あたりの学生数に配慮した教員組織を編成する。

教員構成

(3)教員組織の国際性に留意するとともに、特定の範囲の年齢、性別に著しく偏ることのないよう多様性に配慮する。
(4)スポーツウエルネス学部は、分野により実践的でフィールドを持つ学びがあるため、現場での実務経験の豊富な教員を適正に配置して、実践的な教育を可能とするよう配慮する。

主要授業科目の担当

(5)主要授業科目については原則として教授又は准教授が担当する。

教員の募集・採用・昇格

(6)教員の募集・採用・昇格に関する全学の任用規程及び関連内規の適切な運用を行う。
(7)募集・採用・昇格にあたっては、テニュアトラック制度を活用するなど若手教員の育成にも配慮する。

教員の役割分担、連携等

(8)組織的な教育研究体制を構築するため、教授会その他の会議体(教務委員会、人事委員会、FD委員会、学生生活支援委員会等)への参加を通じた、教育課程、管理運営等に係る役割分担、教員間の連携等を適切に行う。

教育内容の改善のための組織的な研修等

(9)「立教大学ファカルティ・ディベロップメントに関する規程」及び「スポーツウエルネス学部FD委員会規則」に基づき、個々の教員及び教員組織としての様々な活動全般に関わる能力の開発を行う。
(10)教授会において定期的にFD研修会を開催し、教育内容の改善のためにテーマを設定した研修を行い、年度末には集中的なFD研修会を実施し、年間を通して教員の能力開発を行う。

スポーツウエルネス学研究科の教育目的と各種方針

スポーツウエルネス学研究科 学位授与方針

博士課程前期課程

スポーツウエルネス学研究科を修了する者が身に付けるべき知識、能力等を下記のとおり定める。本課程に2年(4学期)以上在学して所定の単位を修得し、かつ、研究指導を受けた上、修士論文を提出して、その審査及び最終試験に合格した者は、これらの知識、能力等を身に付けていると認め、修士(スポーツウエルネス学)の学位を授与する。
(1)広範囲にわたるスポーツウエルネス学における課題を探究心を持って認識し、根拠に基づく理論的な思考を伴った研究を行うための基礎的手法と研究倫理。
(2)スポーツの現場やウエルネスの向上を目指す社会における諸課題を的確に抽出し、外国語を含む国内外の既存文献を批判的に概観した上で、課題解決に向けた独自性のある問いを立てて仮説を導出し、それを実験、または質的あるいは量的な調査から適切に検証することにより論文(修士論文)を執筆し、適切に発表する能力。
(3)スポーツ並びにウエルネスに関わる様々な課題を対象として総合的に研究し、スポーツ推進とウエルネスの向上に寄与するための、スポーツウエルネス学に関する専門的な理論、知識、技能を修得し、実践的に運用できる能力。

博士課程後期課程

本課程に3年(6学期)以上在学して所定の単位を修得し、かつ研究指導を受けた上、博士の学位申請論文を提出して、その審査および最終試験に合格した者に、博士(スポーツウエルネス学)の学位を授与する。ただし、優れた研究業績をあげた者については1年(2学期)以上在学すれば足りるものとする。本課程の修了者は、次の能力を身に付けている。
(1)広範囲にわたるスポーツウエルネス学における研究者として自立して研究活動を行うための高度な専門性と研究を行うための専門的な手法と高度な研究倫理。
(2)スポーツの現場やウエルネスの向上を目指す社会における諸課題を的確に抽出し、国内外の既存文献を批判的に概観した上で、課題解決に向けた独自性のある問いを立てて仮説を導出し、それを実験、または質的あるいは量的な調査から適切に検証することにより学術的な貢献度の高い論文(博士論文)を執筆し、国内外の学会に発表する能力。
(3) スポーツ並びにウエルネスに関わる様々な課題を対象として総合的に研究し、スポーツ推進とウエルネスの向上に寄与するための、スポーツウエルネス学に関する高度で専門的な知識と分析能力、主導的な役割を担うためのリーダーシップ能力、課題の解決につながる新たな価値を創造できる能力、俯瞰的視野を伴って課題解決に向けた建設的な関係を築くためのマネジメント能力といった、専門的な業務に従事するために必要な高度な研究能力及び社会で先導的に実践する能力。
スポーツウエルネス学研究科 教育課程編成の方針

博士課程前期課程

前期課程では、学位授与の方針に沿って、以下のとおり30単位を修了要件とした教育課程を編成している。これらの教育課程を通じて得られる学修成果は、科目ごとに定める評価基準および修士論文審査基準によって評価する。
リサーチワーク(10単位修得)は、「研究基礎」「プロジェクト研究」および「研究指導1~3」で構成される。「研究基礎」は、学位授与方針に掲げる(1)基礎的知識や研究倫理を身に付けるため、「プロジェクト研究」は、(3)スポーツ並びにウエルネスに関わる様々な課題を対象として総合的に研究する能力を身に付けるため、必修科目として配置する。
また、「研究指導1~3」は、学位授与方針に掲げる(2)論文(修士論文)を執筆し、適切に発表する能力及び(3)専門的な理論、知識、技能を修得し、実践的に運用できる能力を養うために、必修科目として配置し、研究指導教員による修士論文を作成するための指導を行う。
さらに、研究指導における上記(3)の養成を補完するため、コースワーク(20単位以上修得)は、スポーツ分野及びウエルネス分野の2分野からそれぞれ8単位以上の修得が必要である。
スポーツ分野では、すべての人間の適応可能性を広げ、スポーツパフォーマンスの向上と高度なスポーツ文化の創造に寄与するスポーツ科学的知見を身に付けるため、「スポーツウエルネス研究3(トレーニング科学、コーチング)」、「スポーツウエルネス研究6(スポーツ栄養学)」、「スポーツウエルネス研究7(スポーツ医学)」、「スポーツウエルネス研究9(バイオメカニクス)」、「スポーツウエルネス研究10(スポーツ・運動心理学)」、「スポーツウエルネス研究11(スポーツ方法学)」等の授業科目を配置する。
ウエルネス分野では、幸福で充実した人生を送るために、より創造的に心身の健康を探求し、維持・発展をめざすウエルネス科学的知見を身に付けるため、「スポーツウエルネス研究1(スポーツ社会学)」、「スポーツウエルネス研究2(野外教育、環境教育)」、「スポーツウエルネス研究4(環境生理学、神経科学)」、「スポーツウエルネス研究5(ウエルネスジェンダー学)」、「スポーツウエルネス研究8(健康心理学)」、「スポーツウエルネス研究12(分子細胞生物学)」等の授業科目を配置する。

博士課程後期課程

本課程では、学位授与の方針に沿って、指導教授・副指導教員による研究指導(リサーチワーク)と選択科目(コースワーク)を組み合わせて教育課程を編成している。これらの教育課程を通じて得られる学修成果は、科目ごとに定める評価基準および博士論文審査基準によって評価する。
リサーチワークは授業科目として設定しないが、学位授与方針に掲げる(1)高度な専門性、研究を行うための専門的な手法、高度な研究倫理、(2)学術的な貢献度の高い論文(博士論文)を執筆し、国内外の学会に発表する能力、(3)専門的な業務に従事するために必要な高度な研究能力及び社会で先導的に実践する能力を養うために、博士論文の作成のための指導教員による研究指導を受けることになる。
研究指導では、指導教授とそれ以外に2名の副指導教員から指導を受け、スポーツ分野またはウエルネス分野に関するテーマを設定するとともに、学術的に高度な知見を提出するための専門的知識と方法論的知識および批判的視点を得ることで、質の高い博士論文の完成を図る。その際、副指導教員2名はスポーツ科学分野、ウエルネス科学分野から各1名によって構成する。また、「研究指導基本スケジュール」に則り、3回にわたる審査会で発表をすることで、博士論文の作成を計画的に行う。審査会の第3回目となる予備審査会の開催にあたり、学会発表を含む一定の研究業績が求められる等の客観的基準を設定されることで、博士論文の作成のための段階的な目標とする。
また、研究指導における上記(3)の養成を補完するため、コースワーク(6単位以上修得)は、スポーツ分野及びウエルネス分野の2分野からそれぞれ2単位以上の修得が必要である。
スポーツ分野では、すべての人間の適応可能性を広げ、スポーツパフォーマンスの向上と高度なスポーツ文化の創造に寄与するスポーツ科学的知見を身に付けるため、「スポーツウエルネス研究3(トレーニング科学、コーチング)」、「スポーツウエルネス研究6(スポーツ栄養学)」、「スポーツウエルネス研究7(スポーツ医学)」、「スポーツウエルネス研究9(バイオメカニクス)」、「スポーツウエルネス研究10(スポーツ・運動心理学)」、「スポーツウエルネス研究11(スポーツ方法学)」等の授業科目を配置する。
ウエルネス分野では、幸福で充実した人生を送るために、より創造的に心身の健康を探求し、維持・発展をめざすウエルネス科学的知見を身に付けるため、「スポーツウエルネス研究1(スポーツ社会学)」、「スポーツウエルネス研究2(野外教育、環境教育)」、「スポーツウエルネス研究4(環境生理学、神経科学)」、「スポーツウエルネス研究5(ウエルネスジェンダー学)」、「スポーツウエルネス研究8(健康心理学)」、「スポーツウエルネス研究12(分子細胞生物学)」等の授業科目を配置する。評価にあたっては、前期課程より高度な達成水準を要求する。
スポーツウエルネス学研究科 入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

博士課程前期課程

本課程では、スポーツウエルネス学における基礎的な研究の理解により、人間の可能性の追求と誰もが快適で活力に満ちたウエルネス社会の実現に積極的に貢献する高度な専門性を有する人材を養成することを目的としている。したがって、本課程のアドミッション・ポリシー(受け入れの方針)としては、以下の資質・能力を求める。
  • スポーツウエルネス学に関わる学問の基礎的知識と国内外の文献を理解する能力を身に付けている。
  • 高度なウエルネス社会の実現に向けた諸課題を抽出し、課題解決にむけた具体的な計画とその意義を説明できる。
  • 批判的精神(真理を検証する態度)と鋭利な問題意識をもってスポーツウエルネス学の諸分野を多角的に研究する意欲がある。

博士課程後期課程

本課程では、博士課程前期課程で取得したスポーツウエルネス学の高い専門能力と外国語文献の活用能力の上に、スポーツウエルネス学の分野において科学的論理性、倫理性、高度な専門性、独創性と自立性を伴った研究を実践できる人材の養成を目的としている。したがって、本課程のアドミッション・ポリシー(入学者受入れ方針)としては、以下の資質・能力を求める。
  • スポーツウエルネス学に関わる研究の専門的な理論、基礎的研究能力と国内外の文献を概観する能力を身に付けている。
  • 高度なウエルネス社会の実現に向けた諸課題を的確に抽出し、課題解決にむけた独自性のある問いを立てて仮説を導出し、それを実験、または質的あるいは量的な調査から適切に検証する道筋を説明できる。
  • 高い研究倫理観を伴い、批判的精神(真理を検証する態度)と鋭利な問題意識をもってスポーツウエルネス学の諸分野の課題を、多様な視点から俯瞰的に捉え、主体的に研究し、総合的・学際的なアプローチを用いて新たな研究領域を切り開こうとする意欲がある。
スポーツウエルネス学研究科として求める教員像および教員組織の編成方針

1.スポーツウエルネス学研究科として求める教員像

  • 本学の建学の精神及び教育の理念を踏まえ、スポーツウエルネス学研究科の「学位授与の方針」、「教育課程編成の方針」、「入学者受入れの方針」(以下「3方針」という。)を理解する者
  • スポーツウエルネス学研究科における教育を担当するにふさわしい教育上の能力を有する者
  • 専門の学術を研究し、教育研究の成果を広く社会に提供することにより社会の発展に寄与する能力を有する者
  • 学士課程教育における一般的ならびに専門的教養の上に、スポーツ科学、ウエルネス科学を研究し、その深奥を究め、かつ、キリスト教に基づいて人格を陶冶し文化の進展に寄与する人材を養成するにふさわしい能力を有する者
  • 学生の自主的な学びを支援できる者
  • 個々人の「人格と尊厳」を尊重できる者
  • 教育理念の実現に向けて、他者との協働及び連携を行うことができる者

2.教員組織の編成方針

スポーツウエルネス学研究科は、「教育研究上の目的」を実現するために以下の点に留意する。また、スポーツ科学(スポーツパフォーマンスの向上と高度なスポーツ文化の創造に寄与するための理論と方法論)及びウエルネス科学(幸福で充実した人生を送るために、より創造的に心身の健康を探究し、維持・発展させる理論と方法論)の専門領域において、3方針に沿った教育研究科可能となるよう教員組織を編成する。

教育研究上の目的

スポーツウエルネス学研究科は、学士課程教育における一般的並びに専門的教養の上に、スポーツウエルネス学を研究し、その深奥を究め、かつ、キリスト教に基づいて人格を陶冶し文化の進展に寄与することを目的とする。

必要教員数

(1)大学院設置基準に基づき、適切に教員を配置する。
(2)収容定員における教員1人あたりの学生数に配慮した教員組織を編成する。

教員構成

(3)教員組織の国際性に留意するとともに、特定の範囲の年齢、性別に著しく偏ることのないよう多様性に配慮する。

主要授業科目の担当

(4)主要授業科目については原則として教授又は准教授が担当する。

教員の募集・採用・昇格

(5)教員の募集・採用・昇格に関する全学の任用規程及び関連内規の適切な運用を行う。
(6)募集・採用・昇格にあたっては、テニュアトラック制度を活用するなど若手教員の育成にも配慮する。

教員の役割分担、連携等

(7)組織的な教育研究体制を構築するため、教授会その他の会議体(教務委員会、人事委員会、FD委員会、学生生活支援委員会等)への参加を通じた、教育課程、管理運営等に係る役割分担、教員間の連携等を適切に行う。

教育内容の改善のための組織的な研修等

(8)「立教大学ファカルティ・ディベロップメントに関する規程」及び「スポーツウエルネス学部FD委員会規則」に基づき、個々の教員及び教員組織としての様々な活動全般に関わる能力の開発を行う。

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