公開シンポジウム「グローバルに働くことばの力—日本語教育×英語教育—」
INFORMATION
本企画は、本学部が擁する言語研究、通訳・翻訳研究、グローバル・スタディーズ、コミュニケーション・スタディーズの領域を横断し、新しい知見を生み出すことを目指したシリーズである。今年度は、「日本語教育×英語教育」をテーマとし、教授対象が異なることで共に議論を重ねる機会が少ない専門分野を取り上げる。日本語教育や英語教育を専攻した学生が、卒業後一般企業で活躍する例がめずらしくない中、学部で学んだ専門が、社会の中で、どのような力を発揮できるのか、グローバルに働くことばの力、異文化コミュニケーション力について考えることも本企画の要点となる。具体的には日本語教育、英語教育の第一線で活躍する研究者が登壇し、日本語教育と英語教育の異同や、これらの分野を専攻する学生たちのキャリアについて、どのような考えをもって日々の教育にあたっているかについて対談を行う。シンポジウムは、本学部の日本語教育と英語教育の研究・教育者の対談、在校生・卒業生・本学の教員によるパネルディスカッション、そして学生による実践的な取り組みについてのポスター発表、Business Practicum for Intercultural Collaboration成果発表会によって構成される。異文化コミュニケーションの力は、学問領域を横断することによってこそ伸長する。多様性・複雑性・曖昧性に応える社会実装は、どのような協働によって可能になるかを実例を持って示し、これからの時代に求められる資質・能力について、異文化コミュニケーションをキーワードとして考える場としたい。
全体進行
本学異文化コミュニケーション学部教授
石黒 武人
対談
登壇者
本学異文化コミュニケーション学部教授
池田 伸子
本学異文化コミュニケーション学部教授
中田 達也
ファシリテーター
本学異文化コミュニケーション学部教授
石黒 武人
パネルディスカッション
東京工業大学附属科学技術高等学校英語科教諭
小宮 秀人 氏
本学異文化コミュニケーション学部卒業(2021年3月)。その後、異文化コミュニケーション研究科博士課程前期課程に進学し、立教池袋中学校・高等学校で非常勤講師として勤務しながら、2022年3月に修士号取得。修了後は私立中学校勤務を経て、現在は東京工業大学附属科学技術高等学校(2024年10月より「東京科学大学附属科学技術高等学校」に名称変更)英語科教諭。
株式会社ゼンショーホールディングス
谷口 晴香 氏
本学異文化コミュニケーション学部卒業(2023年3月)。卒業後、株式会社ゼンショーホールディングスに就職。現在は小売業態の株式会社ジョイマートに出向し、店舗の農産部門責任者として勤務。
本学異文化コミュニケーション学部4年次
坂田 陽南子 さん
本学異文化コミュニケーション学部4年次
安達 有梨 さん
Business Practicum for Intercultural Collaboration
講師
株式会社ソーシャライズ代表取締役社長
中村 拓海 氏
国立大学法人東京外国語大学ウルドゥー語学科卒業(2015年3月)。株式会社ソーシャライズ代表、80か国、3,000名以上の進路相談を行ってきた留学生専任のキャリアアドバイザー。学生時代、外国人留学生の友人たちが就職できない実情を知り、外国人に特化した人材サービス会社Sociarise(ソーシャライズ)を2014年に創業。20タイプ別留学生就職支援メニューの開発をし、学校と連携して提供することで効率的な就職支援の形を追求している。企業に対する外国人雇用のコンサルティングの他、政府・自治体への多文化共生に関する提言、難民・避難民の就労支援などにも取り組む。
詳細情報
名称
内容
「グローバルに働くことばの力—日本語教育×英語教育—」
・パネルディスカッション
「異文化コミュニケーション学部での学び—日本語教育×英語教育—」
・ポスター発表
異文化コミュニケーション学部在学生による地域社会連携活動の発表海外・国内フィールドスタディ、インターンシップ、立教日本語教室、立教コミュニティ翻訳通訳RiCoLaS、学部学生団体LINKCIC 他
・Business Practicum for Intercultural Collaboration
異文化コミュニケーション学部在学生・特別外国人学生による成果発表