公開講演会「パレスチナ/イスラエルにみるグローバルな二重基準問題」
INFORMATION
1年余りを経たパレスチナにおけるジェノサイド的状況は、従来「中東地域の民族対立・紛争」として描き、理解してきた枠組を解体し、人類社会全体の問題としてとらえ直す必要性を、これまでにない激烈な形で明示している。「あの地域の人たちの特殊な問題」ではなく、グローバルであるがゆえに私たち日本に居住する者も直接関係する、喫緊の問題なのである。これに取り組むための視座を共有することをめざす。
講師
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授
黒木 英充(くろき ひでみつ) 氏
専門は東アラブ近現代史。主要編著書に『シリア・レバノンを知るための64章』(明石書店、2013年)、『イスラームからつなぐ1 イスラーム信頼学へのいざない』(東京大学出版会、2023年)、『イスラームからつなぐ4 移民・難民のコネクティビティ』(東京大学出版会、2024年)などがある。科研費学術変革領域研究(A)「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築:世界の分断をのりこえる戦略知の創造」(略称・イスラーム信頼学、2020-2024年度)領域代表。
司会
本学アジア地域研究所所員、異文化コミュニケーション学部教授
石井 正子
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