公開講演会「ブラジルのポップカルチャー:テレノベラとポピュラー音楽を例として」(Cultura Pop do Brasil: Telenovela e Música Popular)

INFORMATION

  • 2024年10月26日(土)17:30~19:10
  • 池袋キャンパス 5号館1階 5121教室

ブラジルのポップカルチャーの代表であるテレノベラ(連続テレビドラマ)とポピュラー音楽を紹介し、それらを通してブラジルを読み解くことが今回の講演の主な目的である。インターネットの普及に伴い、テレノベラの視聴率は下がってきたが、現在においてもブラジル人の多くにとってテレノベラはいまだに話題となるものであり、また、ブラジルを代表するポップカルチャーの一つであることは間違いない。一方、ブラジルのポピュラー音楽はブラジルの政治・社会から影響を受けながら、逆に、影響を与えたとも言える。そのため、ブラジルのポピュラー音楽を理解することは、ブラジルの政治・社会の変化を理解することにもとても役に立つことを強調したい。本講演では、まず、テレノベラの歴史および特徴について説明し、そこに現れるブラジル社会の変化をいくつかの例を挙げて説明する。次いで、ポピュラー音楽の概要を説明してから、現代のブラジルにおいて最も人気を得ているブラジル音楽ジャンルについて、いくつかの例を挙げながら説明する。そしてポピュラー音楽からブラジルの文化的な特徴をどのように読み解けるか探る。更に海外におけるブラジル音楽のステレオタイプと国内においてのリアリティを比較して講演を締めくくる。

講師

上智大学外国語学部ポルトガル語学科教授
マウロ・ネーヴェス 氏

1991年佛教大学文学研究科日本史学修士号取得。論文:2023、「日本テレビドラマ:ブラジルにおいてあまり知識されていない日本ポップカルチャー」、『国際基金サンパウロ』。2012、「ポルトガルの失敗:ポルトガルがユーロヴィジョンに優勝できなかったのは何故か」、『上智大学外国語学部紀要』(46)、91-128ページ。2017. “Croatia in the Eurovision Song Contest: From an Anti-War Message to the Recognition of a Cultural Tradition,” International Review of the Aesthetics and Sociology of Music, 48(1)pp.133-147. 書籍:(共著)2022、『ブラジルの社会思想:人間性と共生の知を求めて』、小池洋一、子安昭子、田村梨花編、現代企画室。

司会

本学ラテンアメリカ研究所所長、外国語教育研究センター教授
泉水 浩隆

詳細情報

名称

公開講演会「ブラジルのポップカルチャー:テレノベラとポピュラー音楽を例として」(Cultura Pop do Brasil: Telenovela e Música Popular)

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 必要
  • 参加費 無料

【定員】
200名

以下のWebサイトよりお申込みください。

主催

ラテンアメリカ研究所

備考

お問い合わせ

ラテンアメリカ研究所事務局

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