公開研究会「エマニュエル・レヴィナス『存在の彼方へ』公刊50周年記念シンポジウム」

INFORMATION

  • 2024年8月31日(土)14:30~18:30
  • ハイブリッド型開催(対面・オンライン)
    池袋キャンパス 5号館1階 5121教室

20世紀フランスを代表する哲学者エマニュエル・レヴィナスの主著の一つ『存在の彼方へ』が公刊されて50年になる。この本は、公刊以来、フランスばかりでなく世界的にも大きな影響をもたらした。「存在するとは別の仕方で」という標語とともに、存在論にとって代わる倫理の思想を打ち出した本書は、その後の哲学は言うに及ばず、関連する領域にも広がって今日なお参照され続けている。同著の日本語訳を公刊しその後もレヴィナス研究をリードする合田正人氏、宗教哲学の観点からレヴィナスを含む多様な思想のあり方に関心を寄せる伊原木大祐氏をお招きし、またレヴィナス協会からは藤岡俊博氏、長坂真澄氏、小手川正二郎氏が、最新の研究の成果に基づいて本書の意義を多角的に検討する。

講師

東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻准教授
藤岡 俊博 氏

主著に『レヴィナスと「場所」の倫理』(東京大学出版会)、共編著に『「暴力」から読み解く現代世界』(東京大学出版会)、訳書にエマニュエル・レヴィナス『全体性と無限』(講談社)ほか。

早稲田大学国際教養学部教授
長坂 真澄 氏

共編著に『個と普遍:レヴィナス哲学の新たな広がり』(法政大学出版局)、共著に『デリダのハイデガー講義を読む』(白水社)、訳書にジャック・デリダ『ハイデガー:存在の問いと歴史』(白水社)ほか。

國學院大学文学部教授
小手川 正二郎 氏

主著に『甦るレヴィナス『全体性と無限』読解』(水声社)、『現実を解きほぐすための哲学』(トランスビュー)、共著に『フェミニスト現象学:経験が響き合う場所へ』(ナカニシヤ出版)ほか。

京都大学大学院文学研究科准教授
伊原木 大祐 氏

主著に『レヴィナス:犠牲の身体』(創文社)、共編著に『宗教学』(昭和堂)ほか。

明治大学文学部教授
合田 正人 氏

主著に『フラグメンテ』(法政大学出版局)、『レヴィナスを読む:〈異常な日常〉の思想』(ちくま学芸文庫)、訳書にレヴィナス『存在の彼方へ』(講談社学術文庫)ほか。

司会

本学文学部文学科文芸・思想専修教授
渡名喜 庸哲

詳細情報

名称

公開研究会「エマニュエル・レヴィナス『存在の彼方へ』公刊50周年記念シンポジウム」

内容

【プログラム】
14:30~14:35 趣旨説明(司会:渡名喜庸哲)
14:35~15:05 提題1:藤岡俊博氏
15:05~15:35 提題2:長坂真澄氏
15:35~16:05 提題3:小手川正二郎氏
16:05~16:20 休憩
16:20~16:50 提題4:伊原木大祐氏
16:50~17:20 提題5:合田正人氏
17:20~18:30 全体討論(司会:渡名喜庸哲)

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 参加費 無料

対面参加:事前申し込み 不要
オンライン参加:事前申し込み 必要

【申込締切】
8月29日(木)

以下のWebサイトよりお申込みください。

主催

レヴィナス協会、科研費基盤研究(C)22K00039「哲学史的連関におけるレヴィナス哲学とその現代的意義の研究」

共催

文学部文学科文芸・思想専修

お問い合わせ

文学部文学科文芸・思想専修教授
渡名喜 庸哲

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