【変更】公開講演会「コーパスと言語習得研究」
INFORMATION
6/28追記
【変更】
会場を「池袋キャンパス 11号館2階 A203教室」から「池袋キャンパス 5号館3階 5323教室」に変更しました。
言語習得研究の究極の目的は「習得のメカニズム」を明らかにすることであるが、その際、様々な現象の普遍性と個別性、そしてなぜそのような現象が観察されるのかを説明をすることが理論構築上重要になってくる。講演では、コーパスを使った言語習得・処理・障害についての研究で「何がわかり、何がわからないのか」を中心に、テンス・アスペクト、使役辞、関係節、条件文などの例をとりあげ、理論構築において注意すべき点を考察する。
講師
米国ケース・ウェスタン・リザーブ大学認知科学科教授
白井 恭弘(しらい やすひろ) 氏
上智大学外国語学部英語学科卒業。浦和市立高校教諭を経て、カリフォルニア大学ロサンゼルス校に留学。修士課程(英語教授法専攻)、博士課程(応用言語学専攻)修了、Ph.D.大東文化大学外国語学部英語学科助教授、カーネギーメロン大学現代語学科客員准教授、コーネル大学現代語学科助教授・同アジア研究学科准教授、香港中文大学日本研究学科教授、ピッツバーグ大学言語学科教授などを経て、現在ケースウエスタンリザーブ大学認知科学科教授。
主な著書にThe Acquisition of Lexical and Grammatical Aspect. Mouton de Gruyter, 2000年、共著。『外国語学習に成功する人、しない人〜第二言語習得論への招待』岩波科学ライブラリー2004年(韓国語版2007年)。外国語学習の科学~第二言語習得論とは何か』岩波新書 2008年(中国語版2021年)。『耳からマスター!しゃべる英文法』コスモピア2009年(新装版、2021年)。『英語教師のための第二言語習得論入門』大修館書店2012年(改訂版、2023年)。『英語はもっと科学的に学習しよう』中経出版 2013年。『ことばの力学~応用言語学への招待』岩波新書2013年。Connectionism and Second Language Acquisition. Routledge 2019年(韓国語版、2021年)。