公開講演会「ガザ・モノローグ」朗読:パレスチナの声なき声に
INFORMATION
「ガザ・モノローグ」とは、パレスチナのヨルダン川西岸にあるアシュタール劇場が企画・制作した演劇です。2008年~2009年にガザがイスラエルに空爆された際、ガザの若者31人がモノローグ劇を作ったことからはじまりました。その後、2014年の空爆、昨年からのガザ侵攻のモノローグが追加され、物語が紡がれつづけています。
犠牲者が増え続ける悲惨な侵攻が起きている状況のなか、アシュタール劇場は世界中の演劇関係者に「ガザ・モノローグ」の朗読を呼びかけています。本公演では、呼びかけに応じ、劇団「理性的な変人たち」と俳優たちがモノローグを第I部と第II部に分けて朗読します。モノローグはパレスチナの声なき声を伝えています。第I部と第II部のあいだには、パレスチナ/イスラエルの戯曲の翻訳者でもある渡辺真帆氏に解説をいただきます。朗読を通じてガザを生きる個人の体験に接近します。
講師
パフォーマンスユニット
理性的な変人たち
「人が繋がるために演劇に何ができるか、そのための表現とは何かを模索する」劇団。東京藝術大学を卒業後、演劇の世界で活動する5人の女たちによるパフォーマンスユニット。
通訳・翻訳者、ドラマトゥルク
渡辺 真帆 氏
東京外国語大学アラビア語専攻卒。2014年、パレスチナ留学中に演劇と出会い、アルカサバ・シアターと日本の演劇人との共同制作『羅生門|藪の中』に参加。演劇作品の翻訳にヴァイツマン『パレスチナ、イヤーゼロ』、『占領の囚人たち』、ガンナーム『朝のライラック』(小田島雄志・翻訳戯曲賞受賞)、カナファーニー『帽子と預言者』など。他、ドキュメンタリー映画の通訳・翻訳、NGOの支援活動など、様々な形でパレスチナに関わる。
詳細情報
名称
内容
12:30 開場
13:00 開会
13:10~14:10 ガザ・モノローグI
14:10~14:25 休憩
14:25~15:00 翻訳監修 渡辺真帆氏によるレクチャー
15:00~15:15 休憩
15:15~16:15 ガザ・モノローグII
16:30 閉会
対象者
※小学生以下は入場不可