【変更】公開講演会「パレスチナは今、そして未来への希望は」
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1/9追記
【変更】
参加方法を申し込み必要に変更しました。
パレスチナ問題が発生して75年、平和の象徴と呼ばれたオスロ合意から30年目の2023年、ガザ地区からの攻撃とイスラエルによる報復攻撃により多くの一般市民が亡くなっている。出口戦略がないまま始まったガザへの大規模空爆により、ガザのインフラは壊滅的な被害にあい、また人々の心身にぬぐい切れない大きな傷と禍根を残している。ガザとヨルダン川西岸地区が分断されて16年の今年、パレスチナ社会の展望を在京パレスチナ代表部のワリード・シアム大使に伺い、日本がどのようにパレスチナに関わっていくべきかを考える機会としたい。会の前半はシアム氏に講演していただき、後半はシアム氏と本学学部生によるパネルセッションを実施する。
講師、パネリスト
駐日パレスチナ常駐総代表部大使
ワリード・シアム 氏
レバノンのベイルート出身。イスラエルによる占領により、1948年にエルサレムからの離郷を余儀なくされた難民の両親のもとに育つ。アメリカの大学で政治と国際関係学を専攻し、1994年パレスチナ自治政府の国際協力省に入省。同省では北米局長、援助調整部長、世界銀行局長、日本・アジア局長を歴任。1999年に非駐在の日本・韓国代表に任命され、パレスチナと日本のあいだを数十回も行き来した。日本における常設機関の開設に尽力し、2003年に駐日パレスチナ代表部を開設。以来、駐日パレスチナ大使として日本とパレスチナの友好関係強化と二国家解決実現に努め、日本によるパレスチナ独立国家承認を働きかけている。三男二女の父。
ファシリテーター
本学兼任講師
金子 由佳 氏
埼玉県出身。2003年大学卒業後、長年難民支援NGOやODA実施機関で勤務。2011年にロータリー世界平和フェローとして豪州の大学で国際政治学修士課程修了。国連大学勤務を経て、2012年からNGO職員としてエルサレム事務所・ガザ事業担当として現地赴任。2019年日本赤十字社レバノン派遣要員。現職セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンではイエメン及びガザの開発・緊急支援事業担当。2023年8月の訪問を含め、これまで100回近くガザを訪問。2019年から本学兼任講師としてパレスチナ問題を教える。
通訳者
フリーランス通訳
藤沢 由美 氏
豪クイーンズランド大学日本語通訳翻訳修士コース(Master of Arts in Japanese Interpreting and Translation)修了。現在フリーランスの通訳として、企業の重役会議などの通訳を行う。