公開シンポジウム「パレスチナの歴史と現在:入植者植民地主義と抵抗の100年を考察する」

INFORMATION

  • 2023年12月21日(木)15:20~17:50(開場 15:00)
  • 池袋キャンパス 10号館3階 X305教室

過去に例を見ないガザ情勢の緊迫化のなか、パレスチナ/イスラエルが辿ってきた歴史への関心が高まっています。パレスチナ問題はいかにして生じ、そして現在に至ったのか。本企画ではコロンビア大学エドワード・サイード特別教授であり、米国籍パレスチナ人のオピニオンリーダーでもあるラシード・ハーリディー教授の著作『パレスチナ戦争:入植者植民地主義と抵抗の百年史』を題材に、パレスチナ問題の歴史と現在を考えるための視座を考察します。

講師

東京大学大学院総合文化研究科スルタン・カブース・グローバル中東研究寄付講座特任准教授
鈴木 啓之(すずき ひろゆき) 氏

日本学術振興会特別研究員PD(日本女子大学)、日本学術振興会海外特別研究員(ヘブライ大学ハリー・S・トルーマン平和研究所)を経て、2019年9月より現職。著書に『蜂起〈インティファーダ〉:占領下のパレスチナ1967-1993』(東京大学出版会、2020年)、共編著に『パレスチナを知るための60章』(明石書店、2016年)がある。

静岡県立大学国際関係学部講師
山本 健介(やまもと けんすけ) 氏

京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程(五年一貫制)修了(博士:地域研究)。日本学術振興会特別研究員PD(九州大学)を経て、2021年4月より現職。主著に『聖地の紛争とエルサレム問題の諸相:イスラエルの占領・併合政策とパレスチナ人』(晃洋書房、2020年)がある。

立命館大学生存学研究所客員研究員、愛知学院大学等非常勤講師
金城 美幸(きんじょう みゆき) 氏

立命館大学先端総合学術研究科(五年一貫性)修了。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員RPD(東京大学)などを経て現在に至る。主な論文に「パレスチナとの交差を見つけ出すために——交差的フェミニズムと連帯の再検討」在日本韓国YMCA編『交差するパレスチナ——新たな連帯のために』(第1章)、「歴史認識論争の同時性を検討するために——イスラエルと日本」『現代思想』(2018年5月号)などがある。

詳細情報

名称

公開シンポジウム「パレスチナの歴史と現在:入植者植民地主義と抵抗の100年を考察する」

内容

<プログラム>
15:20 開会の辞:石井正子(本学異文化コミュニケーション学部教授)
15:30 報告① ガザ情勢とパレスチナの歴史:鈴木啓之氏
15:50 報告② ハーリディー家とパレスチナの歴史:山本健介氏
16:10 報告③ パレスチナを考えるための視座:金城美幸氏
16:30 休憩
16:45 コメント:黒木英充氏(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授)
17:00 コメント:日下部尚徳(本学異文化コミュニケーション学部准教授)
17:15 質疑応答
17:45 閉会の辞

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 必要
  • 参加費 無料

【定員】
90名

以下のWebサイトよりお申込みください。

主催

科研費学術変革領域研究(A)「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築:世界の分断をのりこえる戦略知の創造」(イスラーム信頼学)「紛争影響地域における信頼・平和構築」(研究代表者:石井正子(立教大学)課題番号:20H05829)、科研費学術変革領域研究(A)「イスラーム的コネクティビティにみる信頼構築:世界の分断をのりこえる戦略知の創造」(イスラーム信頼学)「移民・難民とコミュニティ形成」(研究代表者:黒木英充(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)課題番号:20H05826)

共催

異文化コミュニケーション学部~学部公開講演会『言語と社会や文化を<つなぐ>:世界と切り結ぶ異文化コミュニケーション』の一環として~

お問い合わせ

異文化コミュニケーション学部ポストドクトラルフェロー、兼任講師
山本 沙希

E-mail:5066973[at]rikkyo.ac.jp

※E-mailアドレスの[at]の部分を@に置き換えてください。

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