公開シンポジウム「パレスチナの歴史と現在:入植者植民地主義と抵抗の100年を考察する」
INFORMATION
過去に例を見ないガザ情勢の緊迫化のなか、パレスチナ/イスラエルが辿ってきた歴史への関心が高まっています。パレスチナ問題はいかにして生じ、そして現在に至ったのか。本企画ではコロンビア大学エドワード・サイード特別教授であり、米国籍パレスチナ人のオピニオンリーダーでもあるラシード・ハーリディー教授の著作『パレスチナ戦争:入植者植民地主義と抵抗の百年史』を題材に、パレスチナ問題の歴史と現在を考えるための視座を考察します。
講師
東京大学大学院総合文化研究科スルタン・カブース・グローバル中東研究寄付講座特任准教授
鈴木 啓之(すずき ひろゆき) 氏
日本学術振興会特別研究員PD(日本女子大学)、日本学術振興会海外特別研究員(ヘブライ大学ハリー・S・トルーマン平和研究所)を経て、2019年9月より現職。著書に『蜂起〈インティファーダ〉:占領下のパレスチナ1967-1993』(東京大学出版会、2020年)、共編著に『パレスチナを知るための60章』(明石書店、2016年)がある。
静岡県立大学国際関係学部講師
山本 健介(やまもと けんすけ) 氏
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程(五年一貫制)修了(博士:地域研究)。日本学術振興会特別研究員PD(九州大学)を経て、2021年4月より現職。主著に『聖地の紛争とエルサレム問題の諸相:イスラエルの占領・併合政策とパレスチナ人』(晃洋書房、2020年)がある。
立命館大学生存学研究所客員研究員、愛知学院大学等非常勤講師
金城 美幸(きんじょう みゆき) 氏
立命館大学先端総合学術研究科(五年一貫性)修了。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員RPD(東京大学)などを経て現在に至る。主な論文に「パレスチナとの交差を見つけ出すために——交差的フェミニズムと連帯の再検討」在日本韓国YMCA編『交差するパレスチナ——新たな連帯のために』(第1章)、「歴史認識論争の同時性を検討するために——イスラエルと日本」『現代思想』(2018年5月号)などがある。
詳細情報
名称
内容
15:20 開会の辞:石井正子(本学異文化コミュニケーション学部教授)
15:30 報告① ガザ情勢とパレスチナの歴史:鈴木啓之氏
15:50 報告② ハーリディー家とパレスチナの歴史:山本健介氏
16:10 報告③ パレスチナを考えるための視座:金城美幸氏
16:30 休憩
16:45 コメント:黒木英充氏(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授)
17:00 コメント:日下部尚徳(本学異文化コミュニケーション学部准教授)
17:15 質疑応答
17:45 閉会の辞
対象者
申し込み
主催
共催
お問い合わせ
異文化コミュニケーション学部ポストドクトラルフェロー、兼任講師
山本 沙希
※E-mailアドレスの[at]の部分を@に置き換えてください。