公開研究会『ドゥルーズ 思考の生態学』合評会
INFORMATION
堀千晶氏(本学兼任講師)の近著『ドゥルーズ 思考の生態学』(月曜社、2022年)は、現代フランス哲学を代表する哲学者ジル・ドゥルーズに関する画期的な考察を行う著作として注目されている。同著について、公開合評会形式でその意義を多角的に検討する。堀氏からの自著紹介の後、ドゥルーズを専門的に研究する鈴木泉(東大)、松本潤一郎(就実大)、小倉拓也(秋田大)の各氏からそれぞれコメントを受け、その後にフロアとの質疑応答を行う。司会は渡名喜が務める。なお、対面およびオンラインのハイブリッド形態にて開催する。
講師
本学兼任講師
堀 千晶 氏
主著に『ドゥルーズ 思考の生態学』(月曜社、2022年)、共著に『ドゥルーズ キーワード89』(せりか書房)、『ドゥルーズ 千の文学』(せりか書房)、訳書にジル・ドゥルーズ『ザッヘル=マゾッホ紹介』(河出文庫)、ロベール・パンジェ『パッサカリア』(水声社)、ダヴィッド・ラプジャード『ちいさな生存の美学』(月曜社)など。
東京大学大学院人文社会系研究科教授
鈴木 泉 氏
専門は西欧近世哲学ならびに現代フランス哲学。主著に、(共編)『スピノザ全集』(岩波書店、全六巻)、(共編)『ドゥルーズ/ガタリの現在』(平凡社)、(共編)『哲学の立ち位置——哲学への誘い 新しい形を求めて〔I〕』(東信堂)、(共編)『西洋哲学史』(講談社、全四冊)ほか。
就実大学人文科学部表現文化学科准教授
松本 潤一郎 氏
フランス文学・思想・哲学。著書『ドゥルーズとマルクス——近傍のコミュニズム』(みすず書房 2019)、共著『ドゥルーズ生成変化のサブマリン』(白水社 2005)、訳書に、バディウ『倫理——〈悪〉の意識についての試論』(河出書房新社 2004)、クロソウスキー『かくも不吉な欲望』(河出文庫 2008)ランシエール『アルチュセールの教え』(航思社 2013)、ガタリ『リトルネロ』(みすず書房 2014)ほか。
秋田大学教育文化学部准教授
小倉 拓也 氏
主著に『カオスに抗する闘い——ドゥルーズ・精神分析・現象学』(人文書院)、共著に『ドゥルーズの21世紀』(河出書房新社)、訳書に『カオス・領土・芸術——ドゥルーズと大地のフレーミング』(法政大学出版局)、『マルク・リシール現象学入門——サシャ・カールソンとの対話から』(ナカニシヤ出版)ほか。