公開シンポジウム「学術と連携した環境教育の質的確保に向けて」

INFORMATION

  • 2023年5月13日(土)13:00~17:30
  • オンライン開催

環境教育の根幹である「知の全体性」を培うためには、環境思想を軸とし、学術と学校教育とが連携しながら環境教育の仕組みを考える必要がある。本シンポジウムでは、環境の包括性や複雑性、学校教育における環境の位置づけ、「体験」が持つ意義について検討したうえで、第1にバーチャルな「体験」と「リアル」な体験をいかに考えるか、第2に教員の働き方が社会問題化するなかで、教員の学習機会をいかに確保すべきか、第3に環境教育現場に対し、学術ならびに社会教育、大学院教育がいかに連携しうるのかを検討する。

登壇者

日本学術会議第一部会員、九州大学大学院工学研究院都市システム工学講座教授、環境思想・環境教育分科会
馬奈木 俊介 氏

ロードアイランド大学(米国)博士(経済学)、専門は、都市工学、交通工学、応用経済学、環境経済学。代表業績:『環境と効率の経済分析—包括的生産性アプローチによる最適水準の推計』(日本経済新聞出版社、2013)。

日本学術会議連携会員、本学社会学部教授、環境思想・環境教育分科会
関 礼子

博士(社会学)、専門は環境社会学、地域環境論。代表業績:『阿賀の記憶、阿賀からの語り-語り部たちの新潟水俣病』(新泉社、2016)

日本学術会議連携会員、本学文学部教育学科教授、環境思想・環境教育分科会
河野 哲也

博士(哲学)、専門は哲学、身体論、環境哲学。代表業績:『間合い』(東京大学出版会、2022)。

茨城大学人文社会科学部准教授、環境教育の思想的アプローチ検討小委員会
野田 真里 氏

専門は国際開発学、国際協力論、SDGs。代表業績:『共生の思想と作法』(法律文化社、2020)。

日本学術会議連携会員、学校法人希望が丘学園・学園統括顧問、元東京大学大学院教育学研究科海洋教育センター特任教授、環境思想・環境教育分科会
日置 光久 氏

広島大学大学院博士課程後期単位取得退学、専門は、理科教育カリキュラム開発。代表業績:『理科をいかに教えるか』(東洋館出版社, 20080)『環境教育指導プラン』(文溪堂、2008)等。

日本学術会議連携会員、愛知大学国際コミュニケーション学部教授、京都大学名誉教授、環境思想・環境教育分科会
小崎 隆 氏

京都大学農学博士、専門は環境農学、植物栄養学、土壌学。代表業績:“Short-term respiration responses to drying-rewetting in soils from different climatic and land use conditions”, APPLIED SOIL ECOLOGY, 2016.

司会

日本学術会議連携会員、和洋女子大学総合研究機構、元横浜国立大学教授、環境思想・環境教育分科会
工藤 由貴子 氏

千葉大学大学院社会文化科学研究科博士課程単位取得満期退学、専門は家政学、生活科学。代表業績:『老年学』(角川学芸出版、2006)。

文教大学人間科学部准教授、国立青少年教育振興機構青少年教育研究センター副センター長・埼玉県社会教育委員・日本YMCA 同盟常議員・東京YMCA「野尻学荘」スタッフ
青山 鉄兵 氏

専門は社会教育・青少年教育。著書『生涯学習概論ハンドブック』国立教育政策研究所社会教育実践研究センター編(国立教育政策研究所社会教育実践研究センター編共著、2018)、『社会教育の公共性論-社会教育の制度設計と評価を考える-(転形期の社会教育Ⅴ)』(共著、学文社、2016)。

本学スポーツウエルネス学部准教授、環境教育における体験の再検討小委員会
奇二 正彦

博士(スポーツウエルネス学)、専門は環境教育、スピリチュアリティ。代表業績:『スピリチュアリティと自然体験の関係』(立教大学、博士論文)。

独立行政法人国立青少年教育振興機構国立立山青少年自然の家次長
北見 靖直 氏

東京都立青年の家に勤務、青少年教育の専門家として青少年交流と教育に長年携わる。代表業績:「『ひと』に出会って専門職になる」『社会教育』66号(2011)。

日本学術会議連携会員、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所多摩森林科学教育的資源研究グループ主任研究員、環境思想・環境教育分科会
井上 真理子 氏

博士(農学)、専門は森林教育、環境教育。代表業績:『日本の森林教育』(丸善出版、2020)、高等学校教科書「森林経営」。

明治大学法学部専任講師、環境教育における体験の再検討小委員会
土方 圭 氏

博士(教育学)、専門は野外教育、身体教育。代表業績:『野外教育学序説』(共著、三恵社、2019)、『野外教育学研究法』(共著、日本野外教育学会、2018)。

日本学術会議連携会員、北海道教育大学名誉教授
氷見山 幸夫 氏

学術博士(ロンドン大学キングスカレッジ)、専門は、地理学、土地利用・土地被覆変化を中心とした環境動体解析、農業地理学、地理教育、地理情報システム論。代表業績:『土地利用変化とその問題』(共編著、大明堂、1992年)、『アトラス日本列島の環境変化』(朝倉書店、1995年)。

詳細情報

名称

公開シンポジウム「学術と連携した環境教育の質的確保に向けて」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

主催

日本学術会議環境学委員会環境思想・環境教育分科会、環境教育の思想的アプローチ検討小委員会、環境教育における体験の再検討小委員会

共催

文学部、社会学部

お問い合わせ

文学部教育学科教授
河野 哲也

お使いのブラウザ「Internet Explorer」は閲覧推奨環境ではありません。
ウェブサイトが正しく表示されない、動作しない等の現象が起こる場合がありますのであらかじめご了承ください。
ChromeまたはEdgeブラウザのご利用をおすすめいたします。