公開シンポジウム
「問われる異文化コミュニケーションの力—国際協力×通訳・翻訳—」
INFORMATION
新型コロナウィルス感染症拡大、ロシアによるウクライナ侵攻などの世界状況から、この世の中がいかに多様性、複雑性、曖昧性に満ちた世界であるかということがあらためて確認されている。本学部は、多様性、複雑性、曖昧性に満ちた社会における課題解決に必要な能力として異文化コミュニケーションの力を掲げているが、その力は、外国語ができるだけで涵養できる力でもなく、一つの高い専門性をもっているだけで達成できる力でもない。これは、高い専門性と領域横断的な知識を持ち合わせ、複眼的な視点をもち、複言語主義・複文化主義に立脚して知識と実践の往還を繰り返す中でこそ養われる力である。
本企画は、上述のことを本学部の国際協力の研究・教育者と通訳・翻訳の研究・教育者の対談、在校生・卒業生・本学の教員によるパネルディスカッション、そして学生による実践的な取り組みについてのポスター発表から切り出していく。
異文化コミュニケーションの力が、学問領域を横断することによってこそ伸長し、多様性・複雑性・曖昧性に応える社会実装を可能にすることを実例を持って示し、これからの時代に求められる資質・能力について考える場としたい。
対談
登壇者
本学異文化コミュニケーション学部教授
山田 優
本学異文化コミュニケーション学部准教授
日下部 尚徳
ファシリテーター
本学異文化コミュニケーション学部教授
師岡 淳也
パネルディスカッション
LINE株式会社勤務
渡部 美樹 氏
本学異文化コミュニケーション学部卒業(2017年3月)、ミドルベリー国際大学院モントレー校会議通訳修士号取得(2021年5月)。新卒で本田技研工業株式会社に入社し、研究所の人事・総務部門で2年半勤務。退職後、ミドルベリー国際大学院に進学。卒業後に帰国し、2021年6月からLINE株式会社で社内通訳・翻訳者として勤務。
神田外語大学職員
下嵜 哲也 氏
本学異文化コミュニケーション学部卒業(2019年3月)。その後、本学大学院異文化コミュニケーション研究科博士課程前期課程に進学し、「通訳翻訳教育×移転可能スキル」に関する論文執筆を経て、2021年3月に修士号取得。2021年4月より、千葉県にある神田外語大学にて学生の留学派遣や留学生の受け入れ、学内の国際交流促進に関する業務などに従事。
本学異文化コミュニケーション学部4年次
貴元 莉夕 さん
本学異文化コミュニケーション学部3年次
リュウ イオギ(LIU YIDI) さん
ファシリテーター
本学異文化コミュニケーション学部教授
師岡 淳也
詳細情報
名称
「問われる異文化コミュニケーションの力—国際協力×通訳・翻訳—」
内容
「問われる異文化コミュニケーションの力-国際協力×通訳・翻訳-」
【パネルディスカッション】
「異文化コミュニケーション学部での学び-国際協力×通訳・翻訳-」
【ポスター発表】
異文化コミュニケーション学部在学生による地域社会連携活動の発表
海外・国内フィールドスタディ、インターンシップ、立教日本語教室、立教コミュニティ翻訳通訳RiCoLaS、学部学生団体LINKCIC 他