第3回立教サイエンスカフェ
「小さなコケの大きな世界~発生進化学者とたどる進化の旅路~」
INFORMATION
立教大学のサイエンスカフェが復活します。
今回は、学年、学部の枠を超えて集まった、サイエンスコミュニケーション実践プログラム「SCOLA SIP」のメンバーが企画、運営を行います。ぜひご参加ください。
陸上に “植物” が存在しない世界、想像できますか?
今から5億年も前、陸上には私たちが知っているような植物の姿はありませんでした。私たちが普段目にする植物たち。彼らは水中からの大移動によって陸上に現れました。植物が陸上に上がるという出来事の背景にはどんな事が起こっていたのでしょうか?まだまだ解明されていない植物進化の謎。この謎を解き明かす重要な存在である 小さな植物 ”コケ” にスポットライトを当ててみましょう。植物が歩んできた歴史に潜む進化の真相とは?
今回のゲストは、植物進化の様々な謎の解明に取り組む研究者であり、コケ博士という一面を持つ榊原 恵子さんです。今回のサイエンスカフェでは、植物の進化の道筋をたどった後、榊原さんと立教キャンパス内を散策し、コケのアート「コケテラリウム」を作ります。普段よく見るコケの知られざる魅力を見つけ、コケの大きな世界を覗いてみませんか?今まで見ていた何気ない見慣れた景色が目新しく見えてくるかもしれません。
講師
本学理学部生命理学科准教授、リサーチ・イニシアティブセンター副センター長
榊原 恵子
総合研究大学院大学にて博士(理学)を取得後、高校教師、日本学術振興会特別研究員、オーストラリアMonash大学リサーチフェロー、広島大学特任助教などを経て現職。専門分野は植物発生進化学。国内のヒメツリガネゴケ研究のパイオニアの一人であり、またその名付け親。
一児の母でもある。特技は着付け。趣味は語学学習。最近はフランス語にハマっている。主著『植物の世代交代制御因子の発見』(2016年・慶應義塾大学出版会)では、研究内容に加えて榊原さんの半生も描かれている。
詳細情報
名称
「小さなコケの大きな世界~発生進化学者とたどる進化の旅路~」