公開シンポジウム「SDGs(持続可能な開発目標)と人文学(3):文学に探る」
INFORMATION
2020年度から公開シンポジウム「SDGs✕人文学」をこれまで2回開催してきた。その成果を踏まえて第3回は「文学に探る」とし、文学部教員および共催するESD研究所の野田氏が登壇し、文学のなかにSDGsとの接点を求める。国連が定めたSDGsの基本理念“No one will be left behind”は、日本語訳では一般的に「誰一人取り残さない」とされるが、直訳すると「誰一人として取り残されない」となる。「主体は誰か」という問題は、まさに文学によって論じることが可能な課題となるであろう。
本学文学部文学科日本文学専修特任教授
川崎 賢子
本学文学部文学科英米文学専修助教
中村 麻美
本学文学部文学科ドイツ文学専修准教授
古矢 晋一
本学文学部文学科フランス文学専修教授
横山 安由美
本学名誉教授、ESD研究所運営委員
野田 研一(のだ けんいち)
1974年中央大学文学部卒業、1978年立教大学文学研究科(英米文学専攻)修士課程修了。札幌学院大学、金沢大学を経て1997年立教大学大学教育研究部(英語)教授。以降、観光学部、経営学部、独研異文化コミュニケーション研究科、異文化コミュニケーョン学部教授。2016年本学名誉教授。アメリカ文学における自然と環境の問題を中心に研究。ASLE-Japan/文学・環境学会初代代表。著書に『交感と表象ネイチャーライティングとは何か』松柏社2003年、『自然を感じるこころネイチャーライティング入門』ちくまプリマ新書2007年、『失われるのは、ぼくらのほうだ自然・沈黙・他者(エコクリティシズム・コレクション)』水声社2016年などがある。
詳細情報
名称
公開シンポジウム「SDGs(持続可能な開発目標)と人文学(3):文学に探る」
内容
【発表者とテーマ】
川崎 賢子
「安岡章太郎「海辺の光景」における父母イメージの変容:老化と動物化」
中村 麻美
「ディストピアで多様性を考える」
古矢 晋一
「「災害ユートピア」における群集の表象——ドイツ語圏の文学と思想を例に——」
横山 安由美
「『ベルサイユのばら』における主従関係とジェンダー」
野田 研一
「自然という他者をめぐる想像力—エコクリティシズムから石牟礼道子へ」
川崎 賢子
「安岡章太郎「海辺の光景」における父母イメージの変容:老化と動物化」
中村 麻美
「ディストピアで多様性を考える」
古矢 晋一
「「災害ユートピア」における群集の表象——ドイツ語圏の文学と思想を例に——」
横山 安由美
「『ベルサイユのばら』における主従関係とジェンダー」
野田 研一
「自然という他者をめぐる想像力—エコクリティシズムから石牟礼道子へ」
対象者
本学学生、教職員、校友、一般
申し込み
主催
人文研究センター
共催
ESD研究所