全学共通科目言語B連続企画「世界を知ろう!」ドイツ語講演会
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「2021年連邦議会選挙から考えるドイツの現在」
ドイツでは、2021年9月末に、「メルケル後」のドイツの行方を占う連邦議会選挙が行われた。選挙後の連立交渉を経て、12月には新しい政府が成立する見通しとなっている。講演者は、ドイツ学術交流会(DAAD)の企画するドイツ連邦議会選挙の視察研修に参加した。その経験に基づいて、講演では、視察研修中にとらえたコロナ禍のドイツの日常やドイツの選挙風景の画像による紹介も織り交ぜながら、今回の連邦議会選挙の争点と有権者の選択について分析する。とくに、ドイツのコロナ対策、環境意識の高まり、移民政策とダイバーシティの実現という3点について詳しく検討することで、今日のドイツの政治と社会について考える契機としたい。
講師
東京大学大学院総合文化研究科准教授、東京大学大学院総合文化研究科・グローバル地域研究機構・ドイツ・ヨーロッパ研究センター長、日本ドイツ学会副理事長
川喜田 敦子 氏
東京大学大学院総合文化研究科(地域文化研究専攻)博士課程修了
博士(学術)
専門:ドイツ現代史、ドイツ地域研究
主要著書:『東欧からのドイツ人の追放 二〇世紀の住民移動の歴史のなかで』(白水社2019)、『ドイツの歴史教育』(白水社2005、新装復刊版2019)、I・カーショー『ヒトラー(上)1889— 1936 傲慢』(翻訳、白水社2015)
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