「シリーズ アメリカ合衆国史」第4回合評会/④『グローバル時代のアメリカ 冷戦時代から21世紀』
INFORMATION
2019~2020年にかけて岩波書店から刊行された4巻本の『シリーズ アメリカ合衆国史』を対象に、日本国内の4つのアメリカ研究機関が連続で書評会を開催します。第4回は『グローバル時代のアメリカ 冷戦時代から21世紀』を取り上げ、三牧聖子氏が書評を行ない、著者である古矢旬氏と討論及び質疑応答を行います。
パネリスト
北海道大学、東京大学名誉教授
古矢 旬(ふるや じゅん) 氏
プリンストン大学博士後期課程修了。Ph.D. (history) 。北海道大学、東京大学、北海商科大学教授を歴任。専門はアメリカ政治外交史。主著に『アメリカニズム——「普遍国家」のナショナリズム』(東京大学出版会、2002年)、『アメリカ 過去と現在の間』(岩波新書、2004年)、『シリーズアメリカ合衆国史④ グローバル時代のアメリカ——冷戦時代から21世紀』(岩波新書、2020年)。共著に『アメリカ政治外交史』第2版(東京大学出版会、2012年)など。
高崎経済大学経済学部准教授
三牧 聖子(みまき せいこ) 氏
東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。日本学術振興会特別振興会特別研究員(PD)、関西外国語大学外国語学部助教、同英語キャリア学部助教を経て、2017年より現職。専門は外交史、平和研究、アメリカ研究。主な業績に『戦争違法化運動の時代-「危機の20年」のアメリカ国際関係思想』(単著、名古屋大学出版会、2014年、アメリカ学会清水博賞)、International Society in the Early Twentieth Century Asia-Pacific(共著、Routledge, 2021)、ヘレナ・ローゼンブラット著『リベラリズム 失われた歴史と現在』(共訳・解説、青土社、2020年)など。
司会
同志社大学アメリカ研究所専任研究員・助教
山中 美潮(やまなか みしお) 氏
京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。2018年、ノースカロライナ大学チャペルヒル校史学研究科博士後期課程修了(Ph.D History)。南山大学非常勤講師を経て、2019年4月より現職。研究分野はアメリカ史(19世紀南部史)、人種・エスニシティ研究、デジタル・ヒューマニティーズ。主な論文に「アメリカ史研究とデジタル・ヒストリー」(『立教アメリカン・スタディーズ』第40号、立教大学アメリカ研究所、2018年)、"African American Women and Desegregated Streetcars: Gender and Race Relations in Postbellum New Orleans" (Nanzan Review of American Studies 第40号、2018年)などがある。