【定員に達したので申込みを終了しました。】オンラインミートアップ「オープンでフリーなAtoMを使う——導入時の工夫・これからの課題」
INFORMATION
2000年代初めに国際アーカイブズ評議会(ICA)が開発に着手し、現在カナダのArtefactual Systems社が継続的に更新しているオープンソースのフリー・アプリケーションAccess to Memory(AtoM)は、国際的な記述標準にも準拠し、複数言語・複数機関での運用も可能なシステムです。このほど日本の近現代建築に関する膨大なコレクションを所蔵する文化庁国立近現代建築資料館が、日本の公的なアーカイブズ機関としては初めて、所蔵資料情報システムとしてAtoMを導入しました。日本建築に対する国際的な関心の高さや、建築が生み出す資料の多様性といった点からも、同館での導入と運用は、アーカイブズ資料情報システムとしてのAtoMの可能性と課題を検討するための重要な事例となるはずです。
そこで、今回の企画では、同館でAtoMの導入にかかわった飛田ちづる氏、田良島哲氏をお招きし、導入にあたって苦労された点や工夫された点、あるいは積み残した課題などについてご報告いただきます。その後、参加者とのディスカッションを通して、AtoMの課題と可能性について検討します。
スピーカー
文化庁国立近現代建築資料館研究補佐員
飛田 ちづる 氏
2019年5月から現職。吉阪隆正+U研究室、大髙正人、渡辺仁などの資料を担当している。2013年筑波大学大学院人間総合科学研究科博士後期課程修了。博士(世界遺産学)取得。博士論文の題目は「ベトナムの歴史地区古都ホイアンの保存に関する研究:文化遺産保存を目的とした日本の国際協力事例を通して」。主な研究テーマは歴史地区の保存、歴史まちづくり法、歴史都市等の建築史及び文化財と都市計画の架橋分野。民家調査、東南アジア地域調査にも参加。
文化庁国立近現代建築資料館主任建築資料調査官
田良島 哲 氏
京都府教育庁文化財保護課、文化庁美術学芸課、東京国立博物館を経て、2020年4月から国立近現代建築資料館勤務。1990年代から文化財・歴史資料情報のデジタル化に関心を持ち、東京国立博物館では、資料の画像情報の管理・公開とそれをもとにしたコンテンツの活用に取り組む。最近の論考として、「行かない/行けない人のためのデジタルミュージアムと、それを支えるデジタルアーカイブ」(アートスケープ/artscape 2020年7月1日号。)
「行かない/行けない人のためのデジタルミュージアムと、それを支えるデジタルアーカイブ」はこちら
詳細情報
名称
対象者
申し込み
- 事前申し込み 要
- 参加費 無料
定員:30名
※2021年6月8日、定員に達したので申込みを終了しました。