【中止】公開講演会
「余暇対無為—カンペとヴェーツェルのロビンソン小説と青少年文学の端緒
(Muße vs. Müßiggang. Die Robinsonaden Campes und Wezels und der Beginn der Kinder- und Jugendliteratur)」
INFORMATION
3/16追記
【中止】
日本国内における新型コロナウイルス感染症の発症状況により、講師の渡航が困難になったため、本イベントは開催を中止します。
ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
1779年から80年、18世紀後半のドイツで最も重要な改革派の学校であるデッサウ博愛学院(Philanthropinum)の周辺に位置する二人の教育学者によって2編のロビンソン小説が出版された。作者はヨアヒム・ハインリヒ・カンペ(1746-1818)とヨーハン・カール・ヴェーツェル(1747-1819)である。かれらはデフォーの原作を翻訳したばかりでなく、青少年に適した形へと書き換えた。その際彼らは「労働」と「非労働」という二つのまったくことなったコンセプトを用いることになる。講演ではこの二つのコンセプトを紹介するとともに、二つのカテゴリーのどちらがテクストの解読において重要となるかという点を論じる。
インスブルック大学講師(ドイツ文学)、本学招へい研究員
ペーター・クリスティアン・ポール(Peter Christian Pohl) 氏
1977年生まれ。2009年ブレーメン大学博士号取得。2007年から2016年までブレーメン大学およびグライフスヴァルト大学講師、2016年から現職。2018年パドゥヴァ大学(イタリア)客員教授。近・現代ドイツ文学、とくに教養小説、文芸ジャンルとしてのユートピア文学を中心に、文学ジャンルの歴史的変遷、文学理論の歴史的検討を主な専門領域とする。主要業績:『構築的メランコリー—ローベルト・ムージルの『特性のない男』と近代の性言説の境界』(Konstruktive Melancholie. Robert Musils Roman Der Mann ohne Eigenschaften und die Grenzen des modernen Geschlechterdiskurses)(2011)、『規範性と標準性のはざま—承認の理論と実践にかんする学際的研究』(Zwischen Normativität und Normalität. Theorie und Praxis der Anerkennung in interdisziplinärer Perspektive)(編著:2010)、『ダイヴァーシティ・トラブル—ジェンダー・多様性・現代文化』(Diversity Trouble. Gender – Vielfalt – Gegenwartskulture)(2016)など。論文・著書多数。
詳細情報
名称
「余暇対無為—カンペとヴェーツェルのロビンソン小説と青少年文学の端緒
(Muße vs. Müßiggang. Die Robinsonaden Campes und Wezels und der Beginn der Kinder- und Jugendliteratur)」
対象者
申し込み
- 事前申し込み 不要
- 参加費 無料