公開シンポジウム「沖縄が問いかける自治と民主主義」
INFORMATION
国は毎年3,000億円余の予算を計上して「国の責務としての沖縄振興」を推進している。しかし、名護市辺野古の新基地建設については、知事選挙・県民投票・衆院補選等において繰り返し“NO”の民意が明確に示されており、また工事区域に軟弱地盤が確認されているにもかかわらず、国は沿岸部への土砂投入を進めている。こうした国の姿勢と、沖縄の民意が尊重されていない状況について、自治と民主主義の視点から議論する。
パネリスト
沖縄県副知事
謝花 喜一郎 氏
企画部長、知事公室長等を歴任し、2018年より現職。同年8月8日から12日まで知事職務代理者。企画部長として「沖縄21世紀ビジョン基本計画」(2012年)策定を担った。
法政大学法学部教授
杉田 敦 氏
専攻は政治理論。著書に『権力の系譜学』(岩波書店、1998年)、『権力』(岩波書店、2000年)、『デモクラシーの論じ方』(筑摩書房、2001年)、『境界線の政治学』(岩波書店、2005年。増補版・2015年)、『両義性のポリティーク』(風行社、2015年)等。
沖縄タイムス編集局長
与那嶺 一枝 氏
同紙・社会部部付部長、編集局次長兼報道本部長等を歴任し、2018年より現職。2010年、連載企画「生きるの譜」により貧困ジャーナリズム大賞を受賞した。
中央大学法学部教授
亘理 格 氏
専攻は行政法。著書に『公益と行政裁量』(弘文堂、2002年)、『現代行政法入門』(共著。有斐閣、2007年。第3版・2015年)、『司法制度の現在と未来』(共編著。信山社、2000年)、『環境保全の法と理論』(共編著。北海道大学出版会、2014年)等。
司会者
法政大学法学部教授/日本自治学会会長
山口 二郎 氏
専攻は政治学・行政学。著書に『大蔵官僚支配の終焉』(岩波書店、1987年)、『地域民主主義の活性化と自治体改革』(公人の友社、2001年)、『ポスト戦後政治への対抗軸』(岩波書店、2007年)、『いまを生きるための政治学』(岩波書店、2013年)等。
総合司会者
本学経済学部教授
池上 岳彦
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対象者
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- 参加費 無料