公開講演会「EVシフトと生産・インフラ・ネットワークの再構築」第2回「欧州自動車産業の再編とEUのクリーンモビリティ」
INFORMATION
本公開講演会は、立教大学経済研究所研究プロジェクト「EVシフトと生産・インフラ・ネットワークの再構築」の活動の一環として行われる。2019年1月10日付けのロイター伝によれば、今後5-10年で電気駆動(EV)車の技術に総額3,000億ドルが投じられ、部品メーカーや技術開発企業の投資を含めれば、それ以上の投資が行われる可能性が高い。EVは、自動車産業に留まらずエネルギー・交通インフラ全体を塗り替えてしまうほどに大きなインパクトがある、と言われている。特に欧州では、持続可能な経済発展を目指すEUの気候変動エネルギー政策枠組の不可分の構成要素としてEVが組み込まれ、クリーンモビリティが推進されつつあり、自動車メーカー各社はEV販売の具体的な目標値を設定しEVへの取り組みを積極化させている。そこで、本公開講演会では、欧州に焦点を定め、3人の専門家を招き公開講演会を開催する。
講演者
司会・コーディネーター
本学経済学部教授
遠山 恭司
報告者
弘前大学人文社会科学部教授
細矢 浩志 氏
主な研究業績として、「中東欧自動車産業の「高度化」と欧州生産ネットワークの行方」『産業学会研究年報』(第33巻、2018年)、『欧州新興市場国への日系企業の進出』(文眞堂、2014年、共著)、「欧州自動車産業の生産ネットワークの形成と進化」『産業学会研究年報』(第27巻、2012年)、『EU経済論』(ミネルヴァ書房、2010年、共著)、他。
明治大学商学部教授
風間 信隆 氏
主な研究業績として、『よくわかるコーポレート・ガバナンス』(ミネルヴァ書房、2019年、編著)、『変革期のモノづくり革新』(中央経済社、2017年、編著)、グローバル競争下の自動車産業』(日刊自動車新聞社、2014年、共著)、『ドイツ的生産モデルとフレキシビリティ—ドイツ自動車産業の生産合理化』(中央経済社、1997年、単著)、他。
本学経済学部教授
蓮見 雄
主な研究業績として、『EUの連帯とリスク・ガバナンス』(成文堂、2016年、共著)、『北東アジアのエネルギー安全保障』(日本評論社、2016年、共著)、『地元で電気をつくる本』(ぶなのもり、2014年、共著)、『拡大するEUとバルト経済圏の胎動』(昭和堂、2009年、編著)、『琥珀の都カリーニングラード』(東洋書店、2007年、単著)、他。
詳細情報
名称
内容
風間 信隆氏 「ドイツのEV革命と自動車産業ーVWグループを中心としてー」
蓮見 雄氏 「EUの気候変動エネルギー政策とクリーンモビリティ」
対象者
申し込み
- 事前申し込み 不要
- 参加費 無料