大和ハウス工業株式会社寄付講座「文化の居場所を考える21世紀の文化の容れ物‐変容するビルディングタイプ」まとめシンポジウム
INFORMATION
社会デザイン研究所ならびに、21世紀社会デザイン研究科と大和ハウスグループによる寄付講座を、前期2回、後期6回の計8回開講した。毎回異なるビルディングタイプをテーマに、各々の伝統的ビルディングタイプが担っていた文化的背景とそれとは異なる空間デザインが登場した社会的変化、今後について討論した。また、タクティカルアーバニズムのような、新しいデザインと使われ方を生み出す方法論についても紹介する等、ユニークかつ文理融合学際型テーマの講座を開催した。
今回、本寄付講座が来年度の全学共通カリキュラムの講座となることを、内外に認知してもらうとともに、一年間の成果報告を兼ね、各回のコーディネーターを講師としたシンポジウムを開催する。
講師
東北大学大学院教授・建築史・建築批評家
五十嵐 太郎 氏
1967 年生まれ。1992年、東京大学大学院修士課程修了。博士(工学)。現在、東北大学大学院教授。
あいちトリエンナーレ2013芸術監督、第11回ヴェネチア・ビエンナーレ建築展日本館コミッショナー、「窓学展示ー窓から見える世界ー」の監修を務める。第64回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。『日本の建築家はなぜ世界で愛されるのか』(PHP研究所)、『ル・コルビュジエがめざしたものー近代建築の理論と展開ー』ほか著書多数。
日本大学短期大学部准教授・植栽家
山﨑 誠子 氏
日本大学短期大学部建築・生活デザイン学科准教授、植栽家、ランドスケープデザイナー、一級建築士、GAヤマザキ取締役。港区景観アドバイザー、さいたま市都市計画審議会委員、市川市景観審議会委員等のように自治体の景観、緑化、都市計画に関わる委員を務める他、手軽に楽しめる住宅のガーデニングの提案から、造園・都市計画に至るまで幅広く活躍している。著書に「世界で一番やさしい住宅用植栽」(エクスナレッジ社)、「植栽大図鑑」(エクスナレッジ社)、「緑のランドスケープデザイン」(オーム社)、「山﨑流自然から学ぶ庭づくり!」(明治書院)、「建築・デザインの基礎」(彰国社:共著)、等がある。
建築家
西田 司 氏
オンデザイン代表。1976年神奈川生まれ。横浜国立大学卒業、東京大学非常勤講師。人の集まる環境の設計と、建築や都市におけるコミュニケーションを探る実践を行う。主な仕事に農家と都市をつなぐ拠点「六本木農園」共用広場付き住宅「ヨコハマアパートメント」復興を超えたまちづくりプラットフォーム「ISHINOMAKI2.0」他。近著に「建築を、ひらく」(学芸出版社)、「おうちのハナシ、しませんか?」(エクスナレッジムック)等。
社会デザイン研究所所長・21世紀社会デザイン研究科・法学部教授
中村 陽一
社会デザイン学会副会長、日本NPO学会発起人・前理事。80年代半ばより現場と往復しつつ市民活動・NPO/NGOの実践的研究、基盤整備、政策提言に取り組み、近年は、ソーシャルビジネス推進イニシアティブ座長を務めた後、一般社団法人ソーシャルビジネス・ネットワーク常任顧問として動いている。地域連携や民学産官協働によるまちづくり、コミュニティデザイン、社会デザインの専門家でもある。座・高円寺「劇場創造アカデミー」講師。ニッポン放送「おしゃべりラボ~しあわせSocial Design~」パーソナリティ。主な編著・共著に『ひとびとの精神史6日本列島改造』(岩波書店)、『3・11後の建築と社会デザイン』(平凡社新書)、『クリエイティブ・コミュニティ・デザイン』(フィルムアート社)他多数。
社会デザイン研究所 研究員
髙宮 知数
社会デザイン研究所研究員・21世紀社会デザイン研究科兼任講師、東日本国際大学地域振興戦略研究所客員教授、座・高円寺劇場創造アカデミー講師、株式会社ファイブ・ミニッツ代表取締役として、文化によるまちづくり、文化施設マネジメント、ソーシャルマーケティング等の分野における実践と教育研究に携わる。最近の取組みには、久留米シティプラザ(久留米市参与・初代館長)、多摩市複合文化施設大規模改修事業(多摩市アドバイザー)、立教大学連続公開講座「文化の居場所を考える」(プログラムディレクター)、全国公文協「アートマネジメント研修会2018」講師、同「平成30年度研究大会」講師、セゾン文化財団「舞台芸術の広報・宣伝研究会」ゲスト講師、など。
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- 参加費 無料