公開講演会 「トラテロルコ虐殺事件半世紀——メキシコ政治の変遷」

INFORMATION

  • 2018年10月20日(土)17:00~19:00
  • 池袋キャンパス 太刀川記念館3階 カンファレンス・ルーム

メキシコ革命から100余年、トラテロルコ虐殺から半世紀。AMLO勝利は何を意味するのか?

メキシコの1968年は、大学生・高校生主体の若い市民が、国際的に高まっていたヴェトナム反戦運動や「パリ五月革命」を我が物として受け止め、教育、政治、社会、経済、文化の在り方を変えるため蜂起した歴史的な年。学生蜂起はメキシコ五輪開会直前の「トラテロルコの虐殺」で潰えたが、変革の志は地下水脈となってメキシコ社会に拡がっていった。

それから半世紀を経た2018年の7月1日実施された大統領選挙で、改革派民族主義者のアンドレス=マヌエル・ロペス=オブラドール(AMLO=アムロ)元メキシコ市長(64)が圧勝、12月1日就任することになった。

メキシコ革命(1910~17)終結から101年、圧倒的多数派の政治的意志が国権の選挙介入を不可能にし、政権党を経験した伝統政党でない新興野党から初めて大統領を選んだ。有権者にとり「無血革命」と呼んでも過言でない偉業が達成されたのである。逆に見れば、スペイン植民地時代に源流を持つ支配階層が政治的大敗北を喫したのだ。

青年期の1967年から8年余り、記者としてメキシコ市を拠点にラ米取材・報道に携わり、その後も今日までメキシコとラ米を注視、往還してきたジャーナリストの伊高浩昭氏がメキシコ革命、学生蜂起、AMLO当選を、パースペクティヴ(遠近法)を駆使しつつ語り解説する。

講師

ジャーナリスト
伊高 浩昭 氏

1943年東京生まれ。ジャーナリスト。元共同通信記者。1967年から50年間ラテンアメリカ全域を取材・報道。2005年から2013年まで立教大学ラテンアメリカ講座講師。『ボスニアからスペインへ 戦の傷跡をたどる』(論創社)、『ラ米取材帖 ラテンアメリカ』(ラティーナ)、『チェ・ゲバラ 旅、キューバ革命、ボリビア』(中公新書)など著書・翻訳書多数。

司会

本学文学部文学科文芸・思想専修教授、ラテンアメリカ研究所所長
林 みどり

詳細情報

名称

公開講演会 「トラテロルコ虐殺事件半世紀——メキシコ政治の変遷」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

主催

ラテンアメリカ研究所

備考

お問い合わせ

ラテンアメリカ研究所

月 13:30~17:00 水木金土 10:00~17:00(火曜日休室)
※8月1日~9月19日までは大学が夏季休暇中のため、開室日時が異なる場合があります。来室される場合は、事前にご連絡ください。また、8月10日~8月20日までは一斉休暇のため、研究室も休室となります。

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