公開セミナー「新訳でプルーストを読破する」第6回「ゲルマントのほうⅡ」

INFORMATION

  • 2018年8月25日(土)14:30~16:30
  • 池袋キャンパス 本館2階 1202教室

長大かつ難解な小説として名高い『失われた時を求めて』を、岩波文庫から刊行中の吉川一義氏による親しみやすい新訳で読み通す連続公開セミナーの第6回。第6巻「ゲルマントのほうⅡ」の核となるのは、貴族のサロンをめぐる諷刺と、主人公「私」の祖母の病の描写である。専門の英米文学だけでなく、幅広く現代文学に通暁し、ユニークな読解法を提唱している阿部公彦氏を講師に迎え、『失われた時を求めて』読破の難所として知られるエピソードを素材にして、小説のあらたな読みかたを探る。

講師

東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授
阿部 公彦 氏

1966年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授。東京大学文学部卒、同大学院修士をへて、ケンブリッジ大学でPhD取得。専門は20世紀初頭の英米モダニズム期の詩やそれ以降の現代詩だが、シェイクスピア、ロマン派、ヴィクトリア朝、アメリカ詩、現代小説など、幅広い対象を扱い、日本文学の評論や創作も行う。『文学を〈凝視〉する』(岩波書店、2012年、サントリー学芸賞)、『名作をいじる——らくがき式で読む最初の1ページ』(立東舎、2017年)、『小説的思考のススメ——「気になる部分」だらけの日本文学』(東京大学出版会、2012年)、『スローモーション考——残像に秘められた文化』(南雲堂、2008年)など、著書多数。

司会

本学文学部文学科フランス文学専修教授
坂本 浩也

詳細情報

名称

公開セミナー「新訳でプルーストを読破する」第6回「ゲルマントのほうⅡ」

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

定員105名(先着順)

主催

文学部文学科フランス文学専修

備考

全14回。第7回は2018年10月に開催予定。
かならずテキスト(プルースト作・吉川一義訳『失われた時を求めて』第6巻「ゲルマントのほうⅡ」岩波文庫、2013年)をあらかじめ通読のうえ、ご持参ください。

お問い合わせ

学部事務1課

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