上映・上演・トークイベント「カフカ・プロジェクト」
INFORMATION
フランツ・カフカは、文学だけではなく、映画・演劇・現代美術などさまざまなジャンルの芸術表現に影響を与えてきました。2017年10月に新訳としてジル・ドゥルーズ、フェリックス・ガタリによる『カフカ〈新訳〉:マイナー文学のために』が刊行されました。本著の訳者である宇野邦一氏を招いて、シンポジウムを開催いたします。カフカ的な身体やイメージを既存の知見や概念に留まらせるのではなく、身ぶり、発話、視線、時間、空間等の素材からなる表現の領域を思考し、芸術と哲学のこれからを模索します。
登壇者
本学名誉教授
宇野 邦一
京都大学文学部フランス文学科卒業。パリ第8大学でジル・ドゥルーズの指導をうけ、アントナン・アルトーについての研究で1980年に博士号取得。1979年、「文学の終末について」で第22回群像新人文学賞評論部門優秀作。神戸市外国語大学を経て、1987年より立教大学に勤務。現在は同大学名誉教授。著書に『アルトー——思考と身体』(白水社、1997年)がある。
映画監督
草野 なつか 氏
東海大学文学部文芸創作学科卒業後、映画美学校12期フィクションコースに入学。在籍中から自主映画制作に参加。2014年、CO2助成作品『螺旋銀河』によりSKIPシティ国際Dシネマ映画祭にてSKIPシティ・アワードおよび監督賞を受賞、第14回ニッポン・コネクションにて審査員賞を受賞。2017年、愛知県美術館主催第22回アートフィルム・フェスティバルにおいて『王国(あるいはその家について)』を発表。
東洋大学文学部教授
稲垣 諭 氏
青山学院大学法学部卒業。東洋大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程修了。文学博士。本学現代心理学部映像身体学科兼任講師。専門は、現象学、環境哲学、リハビリテーションの科学哲学。著書に『大丈夫、死ぬには及ばない-今、大学生に何が起きているのか』(学芸みらい社、2015年)がある。
本学現代心理学部映像身体学科教授
江川 隆男
本学現代心理学部映像身体学科教授
松田 正隆
本学現代心理学部映像身体学科准教授
大山 載吉
詳細情報
名称
内容
◆学生による上演とディスカッション(学生、松田正隆教授、稲垣諭氏による上演に関するディスカッション)
◆『カフカ〈新訳〉:マイナー文学のために』(ジル・ドゥルーズ/フェリックス・ガタリ著)に関するシンポジウム(宇野邦一氏、江川隆男教授、大山載吉准教授)
対象者
申し込み
- 事前申し込み 不要
- 参加費 無料