連続講演会「先の見えない現在(いま)~人、地域、文化、社会をつなぐ『ことば』を考える」 第5回講演会「社会的存在としての第二言語学習者—CLIL的要素を持った英語活動の理論と実践—」
INFORMATION
第二言語習得をより社会的な角度から見直そうという動きが近年強くなってきている。本講演ではCLIL(content and language integrated learning)的要素を持った英語活動の実践例を紹介しながら、学習者が社会的存在(social agent)として意味のある言語活動に取り組むことが第二言語習得を促す上で効果的であることを確認したい。学習者が社会に生きる個人としてのアイデンティティを育て、他者とつながるコミュニケーション能力を身に付けていくような言語活動の理論的背景と実践方法について考えたい。
東北学院大学文学部長・英文学科教授
村野井 仁 氏
中央大学文学部卒業、法政大学大学院修士課程修了、ミシシッピ大学大学院修士課程修了、ジョージタウン大学大学院博士課程修了(Ph.D 取得)。法政大学第一中・高等学校教諭(1986~1990)、東北学院大学文学部講師(1995~1997)、同大学助教授(1997~2005)を経て、2005年より同大学教授、2015年より同大学文学部長。著書に『高等学校外国語科用文部科学省検定済教科書Genius English Communication I, II & III』(2013-2015、共著、編集代表、大修館書店)、『英語到達度指標CEFR-J ガイドブック』(2013、共著、大修館書店)、『統合的英語科教育法』(2012、共著、成美堂)、『詳説第二言語習得研究』(2010、共著、研究社)、『英語教育用語辞典改訂版』(2009、共著、大修館書店)、Practice in a second language: Perspectives from applied linguistics and cognitive psychology (2007、共著、Cambridge University Press)、『第二言語習得研究から見た効果的な英語学習法・指導法』(2006、大修館書店)などがある。
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- 参加費 無料