2017年 トランスナショナル・シネマ・シンポジウム「詩人 尹東柱生誕100周年−'新しい過去'への旅: ドキュメンタリーと舞台で出会う尹東柱-」

INFORMATION

  • 2017年11月23日(木)12:00~19:45
  • 池袋キャンパス タッカーホール(1部、2部)、9号館大教室(3部)

講演者

大村 益夫 氏

1933年生まれ。1957年、早稲田大学政治経済学部卒業。1964年、早稲田大学専任講師。2004年、同校退職、同校名誉教授。主な著書は『愛する大陸よー詩人金龍済研究』(1993年 大和書房)、『尹東柱と韓国文学』(2001年 ソミョン出版社)、『中国朝鮮族文学の歴史と展開』(2003年 緑蔭書房)、『朝鮮近代文学と日本』(2003年 緑蔭書房)。

朴 丙吉 氏

1983年生まれ。KBSプロダクション5(企画制作局)所属。2011年KBSに入社。主な作品は<時事プロジェクトゥトン>(2013)、<賢い消費者レポート>(2014)、
<世界碩学が見た大韓民国経済100年>(2015)、<不滅の青年尹東柱>(2016)、<草原の帝国>(2017)、<浪漫オデッセイ-魅惑のカリブ海のリズム>(2017)。

多胡 吉郎 氏

1956年生まれ。1980年よりディレクターとしてNHKで番組制作に従事。1995年3月、NHKスペシャル「空と風と星と詩~尹東柱、日本統治地下の青春と死~」(韓国KBSとの共同制作)を制作。2002年、英国駐在員を最後に独立、文筆の道に入る。代表作に『リリー、モーツァルトを弾いて下さい』(2006年 河出書房新社)、『長沢鼎 ブドウ王となったラスト・サムライ~海を越え、地に熟し~』(2012年 現代書館)ほか。韓国朝鮮関係のものに、『わたしの歌を、あなたに ~柳兼子・絶唱の朝鮮~』(2008年 河出書房新社)、『物語のように読む朝鮮王朝五百年』(2012年 角川書店)など。尹東柱の生誕百年である2017年の2月に、『生命(いのち)の詩人・尹東柱~『空と風と星と詩』誕生の秘蹟~』を影書房から刊行。

楊原 泰子 氏

詩人尹東柱を記念する立教の会会員。尹東柱の故郷をたずねる会会員。白樺教育館学芸員。尹東柱の日本時代の足跡調査と失われた蔵書探しを続けている。2008年より毎年2月に立教大学チャペルで尹東柱追悼の集い「詩人尹東柱とともに」を開催してきた。立教の会会員とともに、尹東柱の詩と生涯を広く伝えるための執筆と講演会活動等を続けている。

柳 時京 氏

聖公会司祭。立教大学韓国事務所長・元立教大学チャプレン。「詩人尹東柱を追悼する立教の会」創設時の事務局長。2009年「尹東柱詩朗読CD〜ハナ」ハングル部分を録音。聖公会日韓協働委員専門委員。日韓・韓日反核平和連帯共同代表。韓国キリスト教人権センター副理事長。関東大震災朝鮮人犠牲者追悼会実行委員。

ソウル芸術団

文化体育観光部傘下の国公立芸術団体として1986年<88ソウル芸術団>で発足した。30年の歴史と伝統を守ってきたソウル芸術団は毎年3~4本の創作公演製作を通じて大韓民国創作公演の産室としての役割を果たしてきた。創作歌舞劇の製作を通じて韓国的な創作公演製作に力を入れてきており、国際交流事業を通じて文化外交使節の役割をしている。代表作は『尹東柱(ユン・ドンジュ)、月を射る。』、『失われた顔1985』、『神と共にーあの世篇—』などの多数。

詳細情報

名称

2017年 トランスナショナル・シネマ・シンポジウム「詩人 尹東柱生誕100周年−'新しい過去'への旅: ドキュメンタリーと舞台で出会う尹東柱-」

内容

東アジアにおける多文化共生社会の構築と日韓文化交流
【第1部】
映画上映、講演と座談会(12:00~16:00)
開会挨拶:立教大学総長(12:00~12:15)
祝辞:駐日韓国大使(韓国文化院長)(12:15~12:30)
映画『不滅の青年、尹東柱(KBS、2016)』上映(12:30~13:30)
講演と座談会(13:30~15:45)
質疑応答(15:45~16:00)

【第2部】
尹東柱立教コンサート(16:20~17:40)
立教大学異文化コミュニケーション学部学生ショートフィルム<尹東柱を旅する>上映(16:20~16:50)
延世大学・立教大学在学生による詩劇 <ごめんなさい、東柱>上演(17:10~17:40)

【第3部】
ミュージカル・ガーラ(18:10~19:30)
ソウル芸術団 創作歌舞劇『尹東柱、月を射る。』(18:10~19:30)
閉会挨拶(19:30~19:45):延世大学尹東柱記念事業会

※第3部の会場は席に限りがあるため、第1・2部にご参加いただいた方を優先的にご案内させていただきます。会場へは誘導員が案内いたします。なお、満席となった場合には、別会場にて中継でご覧いただきます。予めご了承ください。

対象者

本学学生、教職員、校友、一般

申し込み

  • 事前申し込み 不要
  • 参加費 無料

主催

立教大学異文化コミュニケーション学部、延世大学尹東柱記念事業会、ソウル芸術団

後援

駐日韓国大使館韓国文化院、延世大学劇芸術研究会同門会、詩人尹東柱を記念する立教の会、立教大学韓国事務所、立教大学チャプレン室

備考

上映映画『不滅の青年、尹東柱』
永遠の青春詩人として位置づけられた尹東柱の詩の美学と死後70年が過ぎた今も世界中から愛される彼の文学世界に照明を当てた作品。死ぬまで詩壇においては一編の詩も発表しなかった無名の青年だったが、彼は今韓国人が最も愛する詩人になっており、日本はもとより、全世界8カ国の言語に翻訳され、世界中の愛を受けている。2016年、KBS公社創立43周年記念で製作された。

ミュージカル『尹東柱、月を射る。』
尹東柱の生涯と彼が残した美しい詩で埋め尽くされたソウル芸術団の舞台は文学、音楽、ダンス、ドラマが勢ぞろいした総合的韓国芸術といえる。とりわけ、作品の中には彼の代表的な詩8編が、苦悩する尹東柱の独白の時代の痛みを歌うセリフに溶け込み、長い余韻を残している。最初の海外公演を迎え、さらに完成度の高い舞台が期待されており、尹東柱の叙情的なシャー(詩語)がもう一度客席に静かな感動を起こすだろう。
出演:パク・ヨンス(尹東柱)、キム・ドビン(ソン・モンギュ)、チョ・プンレ(カン・チョジュン)、キム・ヨンハン(ジョン・ビョンウク)、ソン・ムンソン(イ・ソンファ)

お問い合わせ

学部事務4課
異文化コミュニケーション学部担当

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