公開講演会『“愛国的脱走兵”が語る非戦—「イントレピッドの4人」から50年—』
INFORMATION
共生社会研究センターでは、「ベトナムに平和を!市民連合(ベ平連)」運動関連資料を所蔵・公開しています。これらの記録は、1960年代から70年代にかけて、ベトナム反戦に立ち上がった日本市民の貴重な活動記録で、国内外の市民や研究者によって幅広く利用されてきました。
さまざまな「べ平連」の活動の中でも最も世界の注目を集めたのが、1967年秋に発生した「イントレピッドの4人」脱走兵事件でした。これは、当時横須賀に停泊していた米空母イントレピッド号から、4人の米兵がベトナム反戦を理由に脱走し、ベ平連の支援を受けてスウェーデンに逃れた事件のことです。
事件から50年の節目にあたる今年、脱走した「4人」の一人であるクレイグ・アンダーソン氏をお招きし、脱走までの生い立ち、脱走するという決断、ベ平連による支援、脱走後の人生などについて語っていただきます。
戦争に抗う兵士・市民という観点から、軍事・安保をめぐる現代的諸課題に個々人がどう向き合うべきか、そして日米市民による新たな時代の平和連帯をどのように築いていくことができるのか。講演者の生々しいライフヒストリーに耳を傾けながら、このような現代的な問いかけに思いをはせる集まりになることを期待しています。
ふるってご参加ください。
詳細情報
名称
公開講演会『“愛国的脱走兵”が語る非戦—「イントレピッドの4人」から50年—』
内容
《講師》
クレイグ・アンダーソン 氏(元「イントレピッドの4人」脱走米兵)
【略歴】
1946年11月30日、カリフォルニア州サンホセ生まれ。1967年10月—12月、米空母イントレピッド号から脱走し、スウェーデンに逃れる。共同声明文「イントレピッドの4人の愛国的脱走兵」の執筆者。1971年、恋人と共にスウェーデンを離れ、カナダ経由で米国に戻る。1972年、FBIによって逮捕され、懲戒除隊処分を受け釈放される。1980年代後半からWill Hartという筆名でフリーの著述家としての活動を開始する。2016年12月、長年の沈黙を破り、実名でニューヨーク・タイムズ紙の取材に応じインタビュー記事(After Decades Out of View, Navy Deserter Hopes to Rally a New Antiwar Generation, New York Times, Dec.22, 2016)が掲載される。主な著書としてAncient Alien Ancestors: Advanced Technologies That Terraformed Our World(2017)など。
クレイグ・アンダーソン 氏(元「イントレピッドの4人」脱走米兵)
【略歴】
1946年11月30日、カリフォルニア州サンホセ生まれ。1967年10月—12月、米空母イントレピッド号から脱走し、スウェーデンに逃れる。共同声明文「イントレピッドの4人の愛国的脱走兵」の執筆者。1971年、恋人と共にスウェーデンを離れ、カナダ経由で米国に戻る。1972年、FBIによって逮捕され、懲戒除隊処分を受け釈放される。1980年代後半からWill Hartという筆名でフリーの著述家としての活動を開始する。2016年12月、長年の沈黙を破り、実名でニューヨーク・タイムズ紙の取材に応じインタビュー記事(After Decades Out of View, Navy Deserter Hopes to Rally a New Antiwar Generation, New York Times, Dec.22, 2016)が掲載される。主な著書としてAncient Alien Ancestors: Advanced Technologies That Terraformed Our World(2017)など。
対象者
本学学生、教職員、校友、一般
申し込み
- 事前申し込み 不要
- 参加費 無料
主催
共生社会研究センター
共催
基盤研究(C)「べ平連/ジャテックの脱走米兵支援活動に関する国際関係史的研究」(研究代表者:平田雅己)・基盤研究(C)「在日米軍基地におけるベトナム反戦運動についての研究」(研究代表者:木原滋哉)