第38回 日本貿易陶磁研究集会『貿易陶磁器の格差を考える』
INFORMATION
生産・流通・消費の中で選択される製品の相違や流通、需要について最近の研究成果を取り上げ、議論します。
詳細情報
名称
第38回 日本貿易陶磁研究集会『貿易陶磁器の格差を考える』
内容
《発表者》
■9月16日(土)
金沢 陽(アジア地域研究所特任研究員、公益財団法人東洋文庫客員研究員)
「官器と民器—中国陶磁の官民格差—」
山本 文子 氏(佐賀県立九州陶磁文化館学芸員)
「貿易陶磁器の地域差と生産—芙蓉手の分析を通して-」
田中 克子 氏(NPO法人アジア水中考古学研究所理事)
「生産地に見られる製品の質差—福建省閩清窯と浦口窯を例に—」
尾野 善裕 氏(奈良文化財研究所考古第二研究室長)
「京焼の写しものに見る価値観」
■9月17日(日)
岡 佳子 氏(大手前大学総合文化学部教授)
「唐物道具の価値-茶壺と茶入を中心に-」
村上 夏希 氏(東京藝術大学大学院)
「伝・ラスター彩陶片に関する自然科学的分析」
中山 圭 氏(天草市観光文化部文化課主査)
「浜崎遺跡出土陶磁器について-島嶼の中世前期遺跡の様相-」
■9月16日(土)
金沢 陽(アジア地域研究所特任研究員、公益財団法人東洋文庫客員研究員)
「官器と民器—中国陶磁の官民格差—」
山本 文子 氏(佐賀県立九州陶磁文化館学芸員)
「貿易陶磁器の地域差と生産—芙蓉手の分析を通して-」
田中 克子 氏(NPO法人アジア水中考古学研究所理事)
「生産地に見られる製品の質差—福建省閩清窯と浦口窯を例に—」
尾野 善裕 氏(奈良文化財研究所考古第二研究室長)
「京焼の写しものに見る価値観」
■9月17日(日)
岡 佳子 氏(大手前大学総合文化学部教授)
「唐物道具の価値-茶壺と茶入を中心に-」
村上 夏希 氏(東京藝術大学大学院)
「伝・ラスター彩陶片に関する自然科学的分析」
中山 圭 氏(天草市観光文化部文化課主査)
「浜崎遺跡出土陶磁器について-島嶼の中世前期遺跡の様相-」
対象者
研究会会員、アジア地域研究所所員および研究員、本学学生、教職員、一般
申し込み
- 事前申し込み 要
- 参加費 無料
※ただし、貿易陶磁研究誌代および発表資料集代として、別途4,500円かかります。
※9月3日(日)までに、はがき、E-mailなどでお申し込みください。
〒153-8904 東京都目黒区駒場4-6-1
東京大学埋蔵文化財調査室 堀内秀樹 宛
E-mail:[email protected](貿易陶磁研究会メールアドレス)
主催
日本貿易陶磁研究会
共催
アジア地域研究所
備考
【発表者略歴】
山本 文子 氏
肥前磁器を主な研究テーマとする。主な著書に『肥前芙蓉手皿の研究』(2017年)がある。
田中 克子 氏
唐~元代を中心とする陶磁貿易を主な研究テーマとする。主な著書・論文に、「日本福岡市博多遺跡群出土的潮州窯製品与外銷」『中国潮州窯』北京芸術博物館編、中国華僑出版社、2015年、「日宋貿易期における博多遺跡群出土中国陶磁器の変遷と流通—博多に残されたものから国内流通を考える—」『中近世陶磁器の考古学』第三巻、佐々木達夫編、雄山閣、2016年、「鴻臚館時代の貿易陶磁器と交易」『発見100年記念特別展 よみがえれ!鴻臚館~行き交う人々と唐物』福岡市博物館、2017などがある。
尾野 善裕 氏
専門は考古学で、特に古代・中世の土器・陶磁器について継続的に勉強しているが、出土品だけでなく伝世品や近世・近代・諸外国の陶磁器にも興味をもっている。『京焼—みやこの意匠と技—』京都国立博物館(編著)特別展覧会図録2006「古代尾張における施釉陶器生産と歴史的背景」『新修名古屋市史 資料編 考古2』名古屋市2013『特別展覧会 魅惑の清朝陶磁』読売新聞社(編著)特別展覧会図録2013
岡 佳子 氏
日本文化史、特に陶磁史を研究テーマとしている。『寛永文化のネットワークー隔蓂記の世界』(共編著、思文閣出版1998年)「近世の比丘尼御所-宝鏡寺を中心に-」上・下(『佛教史学研究』42-2号・44巻—2号 2001年・2002)『国宝仁清の謎』(角川書店2003年)『近世京焼の研究』(思文閣出版2011)『「千種」物語-二つの海を渡った唐物茶壺』(共編著、思文閣出版2016)
村上 夏希 氏
保存科学、イスラーム陶器の自然科学的研究を主なテーマとする。主な論文に、「アル=フスタート由来とされる白磁彩画碗」『西アジア考古学』18号2016年(共著)、「出光美術館所蔵エジプト・フスタート遺跡出土イスラーム陶器片の自然科学的研究 その二 X線回折による胎土中の鉱物組成に基づく検討を中心に」『東洋陶磁』45号2016年(共著)、「出光美術館所蔵エジプト・フスタート遺跡出土イスラーム陶器片の自然科学的研究」『出光美術館館報』169号2014年(共著)などがある。
中山 圭 氏
天草地域の中近世考古学、とくに中世陶磁器の輸入背景・近世天草産陶磁器の海外輸出・離島中世城館の構造などを主な研究テーマとする。主な論文・報告書に、「近世天草陶磁器の海外輸出」『世界とつなぐ 起点としての日本列島史』清文堂出版2016年、「天草に来た畿内キリシタン」『戦国河内キリシタンの世界』批評社2016年、「天草陶磁器の海外輸出について-採集品の分析を中心に-」『日本における明清の中国磁器』近世陶磁研究会2017年、『本渡城跡』天草市教育委員会2010年、『上津浦城跡1』天草市教育委員会2016年などがある。
山本 文子 氏
肥前磁器を主な研究テーマとする。主な著書に『肥前芙蓉手皿の研究』(2017年)がある。
田中 克子 氏
唐~元代を中心とする陶磁貿易を主な研究テーマとする。主な著書・論文に、「日本福岡市博多遺跡群出土的潮州窯製品与外銷」『中国潮州窯』北京芸術博物館編、中国華僑出版社、2015年、「日宋貿易期における博多遺跡群出土中国陶磁器の変遷と流通—博多に残されたものから国内流通を考える—」『中近世陶磁器の考古学』第三巻、佐々木達夫編、雄山閣、2016年、「鴻臚館時代の貿易陶磁器と交易」『発見100年記念特別展 よみがえれ!鴻臚館~行き交う人々と唐物』福岡市博物館、2017などがある。
尾野 善裕 氏
専門は考古学で、特に古代・中世の土器・陶磁器について継続的に勉強しているが、出土品だけでなく伝世品や近世・近代・諸外国の陶磁器にも興味をもっている。『京焼—みやこの意匠と技—』京都国立博物館(編著)特別展覧会図録2006「古代尾張における施釉陶器生産と歴史的背景」『新修名古屋市史 資料編 考古2』名古屋市2013『特別展覧会 魅惑の清朝陶磁』読売新聞社(編著)特別展覧会図録2013
岡 佳子 氏
日本文化史、特に陶磁史を研究テーマとしている。『寛永文化のネットワークー隔蓂記の世界』(共編著、思文閣出版1998年)「近世の比丘尼御所-宝鏡寺を中心に-」上・下(『佛教史学研究』42-2号・44巻—2号 2001年・2002)『国宝仁清の謎』(角川書店2003年)『近世京焼の研究』(思文閣出版2011)『「千種」物語-二つの海を渡った唐物茶壺』(共編著、思文閣出版2016)
村上 夏希 氏
保存科学、イスラーム陶器の自然科学的研究を主なテーマとする。主な論文に、「アル=フスタート由来とされる白磁彩画碗」『西アジア考古学』18号2016年(共著)、「出光美術館所蔵エジプト・フスタート遺跡出土イスラーム陶器片の自然科学的研究 その二 X線回折による胎土中の鉱物組成に基づく検討を中心に」『東洋陶磁』45号2016年(共著)、「出光美術館所蔵エジプト・フスタート遺跡出土イスラーム陶器片の自然科学的研究」『出光美術館館報』169号2014年(共著)などがある。
中山 圭 氏
天草地域の中近世考古学、とくに中世陶磁器の輸入背景・近世天草産陶磁器の海外輸出・離島中世城館の構造などを主な研究テーマとする。主な論文・報告書に、「近世天草陶磁器の海外輸出」『世界とつなぐ 起点としての日本列島史』清文堂出版2016年、「天草に来た畿内キリシタン」『戦国河内キリシタンの世界』批評社2016年、「天草陶磁器の海外輸出について-採集品の分析を中心に-」『日本における明清の中国磁器』近世陶磁研究会2017年、『本渡城跡』天草市教育委員会2010年、『上津浦城跡1』天草市教育委員会2016年などがある。
お問い合わせ
貿易陶磁研究会
E-mail:[email protected]