2016年度異文化コミュニケーション学部連続講演会
"Displacement(強制的な移動/流動)"
第4回講演会「だれのための移動と開発か?──エチオピア西部ガンベラ地方における『集村化』と住民、政府、世界銀行」
INFORMATION
異文化コミュニケーション学部では、グローバル・スタディーズの専門領域の視点から異文化コミュニケーションの課題について理解を深めるために、2016年度に計4回にわたり連続講演会を開催する。“Displacement(強制的な移動/流動)”という統一テーマを掲げて、地球上の人々の課題や暮らしを描きだす。第4回目の講演会では、エチオピアの集村化事業に伴う住民の移動の事例を通して、「開発は誰のためのものか?」という根本的な問いについて考察する。
講師
大阪大学大学院人間科学研究科長・教授
栗本 英世 氏
京都大学文学部卒業(1980)、京都大学大学院博士課程単位取得修了(1985)。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助手、国立民族学博物館助手、同助教授などを経て、大阪大学大学院人間科学研究科助教授(2000)、同教授(2002)。大阪大学グローバルコラボレーションセンター長(2007~2011)、大阪大学大学院人間科学研究科長(2016~)などを歴任。日本文化人類学会理事、日本アフリカ学会理事、日本ナイル・エチオピア学会副会長。スーダン総選挙監視団員(2010)、南部スーダン住民投票監視団員(2011)を務めた。
専門は社会人類学とアフリカ研究。1978年以降、南部スーダン(2011年以降は南スーダン)やエチオピア西部で人類学的フィールドワークに従事。研究テーマは、西ナイル系諸民族集団の民族誌、内戦、民族紛争、難民、開発と人道援助、戦後復興と平和構築など。主な業績に、『民族紛争を生きる人びと』(1996)、『植民地経験』(共編、1998)、Age, Conflict and Power in North East Africa(共編、1998)、Remapping Ethiopia(共編、2002)、『共生学が創る世界』(共編、2016)など。
詳細情報
名称
"Displacement(強制的な移動/流動)"
第4回講演会「だれのための移動と開発か?──エチオピア西部ガンベラ地方における『集村化』と住民、政府、世界銀行」
内容
対象者
申し込み
申込不要、入場無料