日本語教育センターシンポジウム2015
「大学の国際化と日本語教育におけるプログラム評価 -過去・現在・未来-」
INFORMATION
昨年度は日本語教育センターがプロジェクトの一環として取り組んでいるプログラム評価をテーマとし、大学の国際化の中での日本語教育センターの活動をどのように評価し、発信につなげていくかを考えるために、プログラム評価の専門家をお招きしご講演いただくとともに、本日本語教育センターのプログラム評価の取り組みについて議論を行った。
2015年度は、この昨年度の成果を踏まえて、日本語教育におけるプログラム評価に焦点を当てたシンポジウムを開催する。具体的には、国内の日本語教育におけるプログラム評価の有り方について一石を投じたプロジェクトの代表者をお招きし、当時の背景や研究の成果についてご講演いただき、次にその後の日本語教育のプログラム評価活動を概観、そこから見える課題を整理した上で、未来志向のプログラム評価活動のありかたについて討論を行う。
田丸 淑子 氏
レディング大学大学院 応用言語学修士、元国際大学大学院国際関係学研究科教授
専門:第二言語習得、日本語教育。啓蒙的評価、大学評価、プログラム評価、教育の質保証にも取り組んだ。
西原 鈴子 氏
ミシガン大学大学院言語学修士、哲学博士(言語学)、米国、インドネシア、オーストラリアで日本語教育に従事した後、国立国語研究所、東京女子大学教授を経て現職。
専門:年少者における日本語教育、日本語教師養成、継承語教育など。日本語教育学会会長、異文化間教育学会理事、文化庁文化審議会国語分科会委員などを歴任している。
長尾 眞文 氏
一橋大学大学院経済学研究科経済学 博士課程単位取得退学、国際連合貿易開発会議(UNCTAD)経済問題担当官、笹川平和財団主任・主席研究員、広島大学教育開発国際協力研究センター教授、同大学名誉教授、国際基督教大学で客員教授、東京大学大学院 新領域創成科学研究科環境学研究系サステイナビリティ学グローバルリーダー養成大学院プログラム特任教授を経て現職
専門:開発学、教育開発、事業評価、学校評価で、現職では地球レベルで持続可能な開発を担う国際的人材育成に従事している。2000 年より文部科学省、広島県・市および東京都教育委員会の学校評価推進活動に関与、2009 年12 月~2012 年3 月には文部科学省初等中等教育局視学委員などを務める。
小澤 伊久美 氏
国際基督教大学修士(学術)、国際基督教大学日本語教育プログラムおよびサマーコースの副手を経て現職。
専門:教師教育、教授法・教材開発を中心に日本語教育研究に貢献している。また、教師の成長に関与する一つの側面として、プログラム評価にも取り組んでいる。
詳細情報
名称
「大学の国際化と日本語教育におけるプログラム評価 -過去・現在・未来-」
内容
田丸 淑子 氏(元国際大学大学院国際関係学研究科教授)
「日本語教育のプログラム評価の過去について」
池田 伸子 (異文化コミュニケーション学部教授、前日本語教育センター長)
「日本語教育のプログラム評価のこれからについて」
山口 和範 (国際化推進機構長、経営学部教授)
「大学の国際化の観点から期待する日本語教育センターのプログラム評価」
《コメンテーター》
西原 鈴子 氏(国際交流基金日本語国際センター長)
長尾 眞文 氏(国連大学サステイナビリティ高等研究所 客員教授/プログラム・アドバイザー)
小澤 伊久美 氏(国際基督教大学 日本語教育課程准教授)
《司会者》
栗田 奈美 (ランゲージセンター教育講師、日本語教育センター員)
《コーディネーター》
丸山 千歌 (異文化コミュニケーション学部教授、日本語教育センター長)
対象者
※申込不要、入場無料