日本語教育センターシンポジウム2014
「大学の国際化と大学評価 — 日本語教育プログラムの貢献をどう評価するか — 」
INFORMATION
2013年度は本学の日本語教育センターが設置され3年が経過したことを受けて、海外の日本語教育の第一線で活躍する研究者を招き、各地域の近年の学習者や教育現場の動向などをご紹介いただくとともに、留学先となる日本の日本語教育機関にどのようなことを期待しているのかについての国際シンポジウムを開催した。その中で、プログラム評価の見地から大学の国際化に向けたプログラム展開のあり方についての示唆を得るという収穫があった。2014年度は、この昨年度の成果を発展させ、現在日本語教育センターのプロジェクトの一つとして取り組んでいるプログラム評価の活動の一環として、プログラム評価の専門家にご講演をいただくとともに、それが立教の日本語教育センターの活動にどのようにつなげていけるかについての討論を行う。
講演者
東京大学大学院 新領域創成科学研究科環境学研究系サステイナビリティ学グローバルリーダー養成大学院プログラム特任教授
長尾 眞文 氏
最終学歴:一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学(1975年)、国際連合貿易開発会議(UNCTAD)経済問題担当官、笹川平和財団主任・主席研究員、広島大学教育開発国際協力研究センター教授、同大学名誉教授、国際基督教大学での客員教授を経て現職。
専門:開発学、教育開発、事業評価、学校評価で、現職では地球レベルで持続可能な開発を担う国際的人材育成に従事している。2000年より文部科学省、広島県・市および東京都教育委員会の学校評価推進活動に関与、2009年12月~2012年3月には文部科学省初等中等教育局視学委員などを務める。
指定討論者
国際基督教大学日本語教育課程課程准教授
小澤 伊久美 氏
経歴:国際基督教大学修士(学術)、国際基督教大学日本語教育プログラムおよびサマーコースの副手を経て現職。
専門:教師教育、教授法・教材開発を中心に日本語教育研究に貢献している。また、教師の成長に関与する一つの側面として、プログラム評価にも取り組んでいる。