海外での学びは国内の支援活動のためにも欠かせない

コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科4年次 小澤 久美子さん

2019/07/22

立教を選ぶ理由

OVERVIEW

コミュニティ福祉学部の小澤久美子さんに立教独自の海外留学支援や多彩なプログラム展開についてお聞きしました。

「現地で学ぶ」ことの大切さを教えられた2週間

高校時代から興味のあった「安心できる居場所づくり」、特に子どもに寄り添った支援や福祉について学びたくて、コミュニティ福祉学部に入学しました。そこで日本の家庭の貧困問題など“目に見えない生きづらさ”の存在を知り、家族支援などについて学ぶうちに海外の事例も知りたいと思うようになり、2年次に「立教サービスラーニング」でフィリピンに行くプログラムに参加しました。

現地に2 週間滞在して、韓国やフィリピンの学生と一緒に貧困世帯の女性たちを支援する活動をするなかで感じたのは「現地での学びに勝るものはない」ということです。街や人の様子など、文献で知る以上のことが得られ、また、異なる文化を理解しやすいことも実感しました。その一方で、“ 支援する側”と“ 支援される側”との関係性や、押しつけでない支援の難しさについても考えるようにもなりました。

小澤 久美子さん

同じ日本人でも一人ひとりに異なる文化があります。ましてグローバル化が進む社会やコミュニティでは、個人の背景を含めて多様性を理解し、共感する力や互いの良さを引き出し組み合わせる力が大切だと考えます。そうした異文化間のコミュニケ—ションをさらに深く学ぶため、2019 年の秋学期からヨーロッパへ語学留学し、福祉制度の違いなども学ぶ予定です。

今後も海外と関わりながら、将来は入学時からの目標である「どのような親や子も安心できる」社会づくりに寄与したいと思っています。

留学・語学支援制度

海外留学プログラムが充実
全学生が海外を経験することをめざして、夏季休業期間に行う語学留学をはじめ、各学部独自のプログラムや、大学間協定に基づき半年・1年間にわたって海外の大学で学ぶ派遣留学など、様々な留学・海外研修制度を設けています。派遣留学の協定校は、世界42か国・地域で200 校以上。学部ごとの協定も多く、オックスフォード大学やケンブリッジ大学でのサマープログラムも実施しています。

留学支援のための返還不要の給付奨学金
基準を満たした全員に給付される「立教大学グローバル奨学金」や、特に優秀なものに給付される「立教大学校友会成績優秀者留学支援奨学金」など、海外留学プログラム参加者への支援制度が充実しています。

学びのPOINT

新しい「リーダーシップ」のスキルを学ぶ(立教GLP)
グローバルに活躍するために、英語と同等に重要なリーダーシップを、スキルとして身につける立教独自のリーダーシップ開発プログラム「グローバル・リーダーシップ・プログラム(立教GLP)」を全学部生向けに実施しています。企業や団体の提示するプロジェクト課題に少人数のグループワーク形式で取り組みます。

国連ユースボランティアなどの海外体験プログラムも豊富
海外をフィールドに実践的に学ぶプログラムとして「海外インターンシップ」や「サービスラーニング」を実施しています。期間は2 週間~半年程度で単位認定されるものもあります。また、国連ユースボランティアにも毎年学生を派遣しています。
※本記事は『国際系VOICE』グローバル特集号(KEIアドバンス/2019年7月発行)をもとに再構成したものです。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。

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