東日本大震災に対する本学の取り組み
2019年度 陸前高田サテライトを中心に多彩な交流事業を展開
2020/10/26
トピックス
OVERVIEW
立教大学では2011年4月に東日本大震災復興支援本部を設置、全学的な連携・協力のもと支援・交流活動を続けています。特に、2003年から交流を続けていた岩手県陸前高田市を重点支援地域に指定し、連携・交流協定を締結しました。
2017年4月に国立大学法人岩手大学と共同で開設した陸前高田グローバルキャンパスを拠点に、さまざまなプログラムを展開しています。
立教大学陸前高田サテライト主催・協力プログラム
2019年9月7日、12月14日 立教たかたコミュニティ大学
第1回「LED『ペットボタル®』でイルミネーションを作ろう!」
第2回「スポーツを通じたまちづくり・ひとづくり」講師の大倉智氏(いわきスポーツクラブ代表取締役兼総監督)
立教大学陸前高田サテライトが主催する市民のための講座を展開。2019年度は、陸前高田市がSDGs未来都市に選定されたことを受け、SDGsの開発目標に関連したテーマの講座を開催し、多くの市民の方々にご参加いただきました。
2019年6月30日、8月4日 第8回立教野球教室@陸前高田/第6回立教バレーボール教室@陸前高田
体育会野球部が陸前高田市の2つの中学校野球部を対象に野球教室を開催しました。地元の県立高田高校出身者3人をはじめ、東北出身の11選手を含む計25人の野球部員が参加し、守備や打撃を指導しました。また、同バレーボール部も気仙地区の小学生バレーボールチームを対象にバレーボール教室を開催。地元の県立高田高校出身者をはじめ、東北出身の選手を含む計25人のバレーボール部員が参加し、交流を深めました。
陸前高田グローバルキャンパス事業(岩手大学との共同事業)
2020年2月21日〜22日 移動式木造住宅「ムービングハウス」を設置
災害時に福祉避難所や応急仮設住宅として利用できる移動式木造住宅「ムービングハウス」を全国で初めて内覧・体験可能な形式で設置し、開所式・内覧会、体験型研修プログラムを開催しました。今後、同施設を用いて医療的ケア児者へのケアの継続や住宅再建、応急仮設住宅の社会的備蓄等を考えるプログラムを定期開催する予定です。
立教大学被災地支援ボランティア活動
〈コミュニティ福祉学部〉東日本大震災復興支援プロジェクト
2011年の開始からこれまでに約300回、延べ約3650人の学生・教職員スタッフが現地活動に参加しました(2020年2月末現在)。2019年度は陸前高田市、気仙沼市・大島、いわき市・双葉郡で、これまで構築してきた人間関係を軸とした伴走型の交流支援活動を計6回行いました。
〈社会学部〉東日本大震災・RDY(立教生ができることをやろう)支援プロジェクト/〈社会学部〉生活支援・ライフストーリー・プロジェクト/〈チャプレン室〉立教大学学生キリスト教団体福島訪問
〈社会学部〉
〈チャプレン室〉
社会学部では2011年にプロジェクトを立ち上げ学生団体と連携した現地活動を開始、気仙沼市唐桑町や陸前高田市で交流活動を継続しています。また、大槌町では現地の方々の声(ライフストーリー)の傾聴・対話およびアーカイヴ化に取り組んでいます。チャプレン室では、学生キリスト教団体と連携し、会津若松市、富岡町を訪れ現地の方々に寄り添い続けています。
このほかに、社会学部、グローバル教育センター、立教サービスラーニングセンターが陸前高田市をフィールドとした正課科目を実施しています。
また、2020年度からは異文化コミュニケーション学部も陸前高田市内の中学生を対象とした英語教育プログラムを正課科目として開講予定です。
また、2020年度からは異文化コミュニケーション学部も陸前高田市内の中学生を対象とした英語教育プログラムを正課科目として開講予定です。
※本記事は季刊「立教」252・253合併号(2020年7月発行)をもとに再構成したものです。定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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