立教コミュニティー翻訳通訳 RiCoLaS(Rikkyo Community Language Service)

立教大学

2017/04/03

RIKKYO GLOBAL

OVERVIEW

「立教コミュニティー翻訳通訳( Rikkyo Community Language Service; RiCoLaS)」は、異文化コミュニケーション学部・研究科の「通訳・翻訳者養成プログラム」で学ぶ学生を中心とした訓練生たちが、学内外の実際のプロジェクトで翻訳・通訳に取り組むサービスラーニングのプログラムです。

RiCoLaSでは、体験的学習法の一つであるサービスラーニングを通して、次の3つの教育的効果を達成することを目標としています。

  1. 教室で習得した知識やスキルを現実社会で適用できるものに転換させることで、学生の翻訳・通訳サービス提供能力を向上させる。
  2. クライアントとの関わりやサービスの自己評価などを通して、学生が積極的に自らのキャリア形成を計画することにつなげる。
  3. 学内外コミュニティーの課題解決に向けた取り組みに貢献することで、学生が自らの社会的役割や責任を認識するようになる。
また、本プログラムは、サービスを受ける側が翻訳・通訳サービスの効果的なクライアントになることも目指しています。
※「立教大学教育活動推進助成(立教GP)」(2016〜2017年度)の支援を受け、異文化コミュニケーション学部が運営しています。

RiCoLaS 2016年度・活動報告

2016年6~7月「日本語短期プログラム」(主催:日本語教育センター)に参加した短期留学生たち12名のキャンパスツアーとフィールドトリップの通訳を担当しました。

1.事前トレーニング

当日担当される先生と、コースや説明内容についての打ち合わせをしました。打ち合わせ内容をもとに、トレーニングを実施しました。トレーニングでも緊張していた学生ですが、それぞれが課題点を見つけて当日に備えました。

2.当日

フィールドトリップでは、竹久夢二美術館、川越まつり会館、弓道体験での通訳を担当しました。

3.振り返り

留学生やクライアントからのアンケートを材料として、学生たちは自分のパフォーマンスを振り返り、次回への改善点について話し合いました。

参加学生のコメント

写真左から、 下崎さん、 曽田さん、 橋本さん

  • 異文化コミュニケーション学部3年次 下崎 哲也さん
    私は現在、通訳のプロジェクトに通訳者として参加しています。まだ、実際のプロジェクトでの通訳には携わっていないのですが、事前練習やクライアントとの打ち合わせなど、普段できない貴重な経験をしています。
    通訳の授業で学んだことを実践する場があるということは、とてもいいことだと感じています。
  • 異文化コミュニケーション研究科1年次 曽田 郁美さん
    RiCoLaSでは翻訳、通訳、プロジェクトマネージメントを通して、講義では味わえない「責任感」を体験できます。通訳・翻訳を通して、実践の場で何が求められているのかを考える、とても良い機会になっています。
  • 異文化コミュニケーション研究科1年次 橋本 理沙さん
    私は、通訳プロジェクトのプロジェクトマネージャーを務めています。通訳者や翻訳者だけでなく、クライアントと通訳者をまとめる立場を経験できるのは、とても勉強になります。
    RiCoLaSは、授業で学んだことを実践する機会、教室では学べないことを学ぶ機会が得られる素晴らしい場だと思います。

行ってきました!留学体験記

アメリカ、ベロイト大学へ2015年度派遣留学
社会学部社会学科 山崎 拓也さん

都会の喧騒から離れ、時の流れはゆったり、人々はにぎやかに、生き生きと暮らす小さな町ベロイト。地元、州全土、そして世界中から集まる人々と、短くも濃い体験をしてきました。ベロイトでは、クラスのみならず、日常が学びの連続でした。与えられた時間と機会は全てつかむことの大切さを肌身で感じながら暮らし、気付けば、留学は終わり。見える世界がまるっきり違っていることを実感したのは、帰国後すぐのことでした。

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