100周年から150周年~変わらない理念が立教を変えていく~

チャプレンのことば

2023/06/01

キリスト教とチャペル

OVERVIEW

チャプレンからのメッセージです。

チャプレン長 広田 勝一

100周年から150周年~変わらない理念が立教を変えていく~

本年は1923年に発生した関東大震災から100年の節目の年。それは立教が築地から池袋に移転して5年後の出来事であった。廃墟の街から米国聖公会に送られたマキム主教の「神への信仰以外、すべてが失われた」という打電は、米国聖公会の諸教会に感銘を与え、そこでの支援の輪が、立教の再建を可能ならしめた。

※マキム主教:日本聖公会の主教。立教学院初代理事長

2024年、築地居留地の一角に「立教学校」が誕生してから150周年を迎えるのを前に、ふと125周年の標語「変わらない理念が立教を変えていく」を想起する。「変わらない理念」について、聖書の中に明快な言葉がある。「イエス・キリストは、きのうも今日も、また永遠に変わることのない方です」(ヘブライ人への手紙13章8節)。まずこの聖書の言葉があり、「不変の完全な存在」としてのイエス・キリストが、学校という存在を規定し、そして変えていく。それが、創立者ウィリアムズ主教の思いであったと私は受け止めている。

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