全日本大学野球選手権と東京六大学野球リーグで優勝!

野球部

2017/06/20

アスリート&スポーツ

OVERVIEW

東京六大学野球2017年春季リーグ戦で、立教大学が1999年秋季リーグ戦以来18年・35季ぶりの優勝を果たしました。その後に行われた第66回全日本大学野球選手権大会には東京六大学野球連盟を代表して51年ぶりに出場し、1958年以来59年ぶりの優勝を掴む快挙を成し遂げました。その様子をお届けします。

東京六大学野球リーグ18年ぶり優勝

5月22日の明治大学戦勝利後の様子 (c)立教スポーツ

2017年の春季リーグ戦は、4月8日(土)に開幕しました。
初戦の法政大学との1回戦、9回裏2アウトから同点ホームランにより土壇場で引き分けに。その後、2連勝で勝ち点を獲得しました。翌週の慶應義塾大学戦は4回戦までもつれた結果、惜しくも勝ち点を奪われましたが、その後、東大と早稲田大から勝ち点を獲得しました。
2勝0敗すれば優勝となる状況で臨んだ明治大学戦。初戦を残念ながら落とし自力優勝とはならかなかったものの、1勝1敗で迎えた3回戦、優勝への執念を見せ、12回裏1点ビハインドの状態からの逆転サヨナラヒットで劇的な勝利をおさめました。この勝利により立教大学の優勝条件が有利なものとなり、最終週の早慶戦で早稲田大学が慶應義塾大学から1勝あげることのみが必要な状況となりました。
そして最終週の早慶戦の2回戦(5月28日)、早稲田大学が勝利したことにより、立教大学の13回目の優勝が決まりました。ファンが選ぶMVPには笠松悠哉選手が選ばれています。
夕方、神宮球場で記者会見が行われ、溝口智成監督は、「18年間開かなかった扉をやっと開けることができてほっとしています。目の前の1試合1試合を全力で戦い、部員全員でリーグ戦を戦うことができました」と喜びを表現しました。主将の熊谷敬宥選手(コミュニティ福祉学部4年次)は「練習で一体感をつくり、昨年よりもチーム全員でまとまっていく強さを身に付けたことで優勝することができました」と述べました。
閉会式は5月29日に行われ、天皇杯が授与されました。終了後に部員一同での記念撮影を行い、歓喜の輪の中で胴上げが行われました。
記者会見と胴上げの写真を見る

記者会見

閉会式

記念撮影

溝口智成監督の胴上げ

スコアボード

前田一男部長の胴上げ

熊谷敬宥主将の胴上げ

全日本大学野球選手権大会59年ぶり優勝

優勝が決まった直後の様子 (c)立教スポーツ

6月5日(月)に開幕した第66回全日本大学野球選手権大会に、立教大学野球部は東京六大学野球連盟を代表して51年ぶりに出場。
初戦(2回戦)の富士大学(北東北大学野球連盟)戦では、7回の時点で2点のリードを許すも、裏の攻撃で一挙6点を奪い逆転し、勝利しました。3回戦の相手は天理大学(阪神大学野球連盟)。7回を終わって0-3とまたしても先制される展開でしたが、その後得点を連取し同点に。延長戦のタイブレークで逆転し、4-3で試合を制しました。
準決勝の東海大学北海道(札幌学生野球連盟)では序盤に得た1点のリードを完封リレーで守りきり、優勝に王手をかけました。そして明治神宮球場で行われた決勝の国際武道大学(千葉県大学野球連盟)戦では、初回に先制されるもその裏の攻撃でタイムリーヒットやホームランで5点を奪い、逆転。中盤以降も追加点を重ね、9-2で見事勝利し優勝を手にしました。最高殊勲選手賞には大東孝輔選手が、最優秀投手賞には中川颯投手が選ばれました。
終了後、溝口智成監督は「こんなに多くの人たちに応援して頂いたところで胴上げしてもらえて嬉しいです。試合前に、いつもどおり良い試合をしようと選手たちに話しました。その通りの結果となり、本当に嬉しいです。」とコメントしました。また、熊谷敬宥主将は「全国の舞台で勝つ難しさを痛感しましたが、この優勝は自信になりました。59年ぶりというプレッシャーは少しあったものの、立教の歴史に名を残せて嬉しいです。」と話しました。
胴上げと閉会式の様子を見る

優勝旗とトロフィー授与 (c)立教スポーツ

溝口監督の胴上げ (c)立教スポーツ

熊谷主将の胴上げ (c)立教スポーツ

記念撮影 (c)立教スポーツ

スコアボード (c)立教スポーツ

観覧に来ていた長嶋茂雄さん (c)立教スポーツ

優勝祝賀パレードと優勝感謝礼拝・報告会

立教通りでのパレードカー

全日本大学野球選手権大会優勝から明けて6月12日(月)の18時30分より、学生が運営するパレード実行委員会主催で、優勝祝賀パレードと優勝感謝礼拝・報告会が行われました。
パレードの前には応援用グッズとして提灯や応援フラッグを販売。予想を超える人気があり、夕方前に売り切れるほどでした。
池袋西口公園ステージにおいて出発式が行われたのち、パレードは池袋駅西口ロータリー(東武百貨店前広場)からスタート。一行は応援団の団旗を先頭に行進し、マルイ前の五差路、立教通りを1時間かけて進み、池袋キャンパスに到着しました。沿道には5,000人を超える地域の方やファンの皆さま、校友、在学生や教職員など多くの人が集まり、野球部の優勝を祝いました。

パレードに続いて、タッカーホールで優勝感謝礼拝・報告会を開催。会場には2,000人弱の方が来場し、タッカーホールに入りきれなかった方は中継会場から様子を見守りました。
感謝礼拝では、聖歌斉唱や聖書朗読ののち、優勝杯などが野球部より奉呈されました。その後、優勝への感謝、体育会と立教大学・立教学院のための祈祷が捧げられ、五十嵐正司チャプレン長による祝福ののち、聖歌を斉唱して報告会に移りました。報告会では、前田一男野球部長(文学部教授)による優勝報告、吉岡知哉総長らによる祝辞があったのち、応援団チアリーディング部による花束贈呈が行われました。その後、謝辞として前田部長、溝口智成監督(1991年経済学部卒業)、選手を代表して熊谷主将から御礼のあいさつがありました。最後は、応援団による第一応援歌『行け立教健児』、会場の全員で校歌『栄光の立教』を斉唱し、連覇に向けて秋季リーグの優勝を願い、感謝礼拝・報告会は盛況のうちに幕を閉じました。

校友や在学生の方々、および地元の皆さまにはパレードへのご参加とご理解をいただき、ありがとうございました。今後も熱い声援をお願いします。
出発式の様子

高野之夫 豊島区長

熊谷敬宥 主将

吉岡知哉 総長

パレードの様子
優勝感謝礼拝・報告会の様子
立教の優勝を祝う地元の皆さまのポスター(一部)

東武百貨店

ビックカメラ

マルイ

サンシャインシティ

池袋駅西口から

池袋西口公園

卒業生からのメッセージ

徳光 和夫氏 (1963年社会学部卒業)
—今宵セントポールに再び灯は輝く—

昭和38年卒の放研の同期が、過日旧交を温めた。年に二回の集いであるが、今回は出席者が多く、開口一番野球部の快挙が話題になり話は一気に55~6年前の歓喜の紙吹雪舞う神宮球場にタイムスリップ。
森滝・浜中・高林等々の先輩、同期の加藤(横川)・岡本等によるリーグV。大学日本一! 西口通りの提灯行列! 想い出は甦る。後期高齢者達の表情が声が若返り、目の前の老女達は四丁目の交差点で華やぐフレアやタータンチェックスカートの女子大生に重なってゆく。野球部の優勝はカレッジライフの輝く灯であり、神宮ラブの足跡でもある。
76才にしてあの喜びを再度味わわせてくれた後輩諸君に感謝・感謝!

2017年3月に卒業しプロ入りした3選手(田中和基 選手、田村伊知郎 選手、澤田圭佑 選手)

左から田中和基 選手、田村伊知郎 選手、澤田圭佑 選手

田中和基 選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)
一緒にやっていたメンバーなので素直にすごいなという気持ちと、優勝してうらやましいなという気持ちです。みんなの努力が優勝という最高の結果になって良かったと思います。後輩たちが頑張っているので、自分も後輩たちに負けないよう、また一軍で活躍できるように頑張りたいと思います。

田村伊知郎 選手(埼玉西武ライオンズ)
優勝おめでとうございます。昨年の最終戦で共に涙を流してくれた後輩たちがグラウンド、スタンド一体となって全員で優勝を掴み取ってくれたことをとても誇りに思っています。4年次生にとっては最後となる秋のリーグ戦でもこれまでの練習の成果を存分に発揮して、再び強い立教を見せてください。応援しています!

澤田圭佑 選手(オリックス・バファローズ)
1999年秋季リーグ戦以来の優勝おめでとうございます。自分達では成し遂げられなかった優勝を成し遂げられた現役生は少し羨ましいです。秋季リーグ戦では、より厳しい戦いが続くと思いますが、連覇を目指して頑張ってください。この度は本当におめでとうございます。

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