公・民・学が連携した街づくり
住めば健康になるスマートシティの創出へ
三井不動産株式会社 竹川 励さん
2022/06/01
立教卒業生のWork & Life
OVERVIEW
法学部法学科を卒業し、三井不動産株式会社で仕事をされる竹川 励さんからのメッセージです。
法学部・上野ゼミの卒業アルバム撮影時の一こま
約5万人が居住する千葉県柏市の「柏の葉」エリア。国内最大手のデペロッパー・三井不動産に勤める竹川励さんは、地域住民の健康を支える革新的なデータプラットフォーム「スマートライフパス柏の葉」の推進事業に取り組んでいる。
「住民の皆さんは、アプリを通して食事・運動管理や医療相談などのサービスを受けることが可能です。一方で企業や大学、医療機関は、承諾が得られた個々人の利用データを新商品の開発や研究に活用します。そして、その成果を再び地域に還元するサイクルにより『住めば健康になるスマートシティ』の実現を目指しています」
「住民の皆さんは、アプリを通して食事・運動管理や医療相談などのサービスを受けることが可能です。一方で企業や大学、医療機関は、承諾が得られた個々人の利用データを新商品の開発や研究に活用します。そして、その成果を再び地域に還元するサイクルにより『住めば健康になるスマートシティ』の実現を目指しています」
所属ゼミでの活動風景
これまでに情報システム部やベンチャー部での業務を経験してきた竹川さん。入社後、最初に所属した部署は「ららぽーと」などを扱う商業施設営業部だった。
「関東を中心にさまざまな大規模商業施設で、テナントの誘致や収支管理に携わってきました。お台場の『ダイバーシティ東京プラザ』では、インバウンド需要を取り込むため、入居テナント様に中国人スタッフの採用を提案するプロジェクトを担当。社内初の試みを自ら創意工夫してやり遂げたときの達成感は忘れられません」と振り返る。
「関東を中心にさまざまな大規模商業施設で、テナントの誘致や収支管理に携わってきました。お台場の『ダイバーシティ東京プラザ』では、インバウンド需要を取り込むため、入居テナント様に中国人スタッフの採用を提案するプロジェクトを担当。社内初の試みを自ら創意工夫してやり遂げたときの達成感は忘れられません」と振り返る。
立教大学時代は法学部に在籍し、知的財産法ゼミでディベートに打ち込んだ。大学での学びの中で身に付いた法律や会計などの基礎的な知識は、社会に出てからあらゆる場面で役立っているという。
「契約交渉で有利な条件を勝ち取る上で、法律知識は大きな武器になっています。また、取引先企業の財務諸表を読み解いて『刺さる提案』をするには、会計知識が必要不可欠です」
「契約交渉で有利な条件を勝ち取る上で、法律知識は大きな武器になっています。また、取引先企業の財務諸表を読み解いて『刺さる提案』をするには、会計知識が必要不可欠です」
ゼミのメンバーとの集合写真
竹川さんは現役立教生にこうアドバイスを送る。
「いましかない『いくらでも勉強できる時間』を大切にして、学ぶことや学生時代ならではの挑戦を楽しんでほしいと思います。そして、仲良しのメンバーだけで固まらず、自分とは異なる価値観を持つ人とも積極的に関わってください。付き合いの幅を広げることで、社会に出た後の人間関係の構築もスムーズになり、仕事にぐっと集中できるはずです」
「いましかない『いくらでも勉強できる時間』を大切にして、学ぶことや学生時代ならではの挑戦を楽しんでほしいと思います。そして、仲良しのメンバーだけで固まらず、自分とは異なる価値観を持つ人とも積極的に関わってください。付き合いの幅を広げることで、社会に出た後の人間関係の構築もスムーズになり、仕事にぐっと集中できるはずです」
※本記事は季刊「立教」259号(2022年2月発行)をもとに再構成したものです。バックナンバーの購入や定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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プロフィール
PROFILE
竹川 励さん
柏の葉まちづくり推進部 主事
2007年 法学部法学科卒業