「未来への種まき」のための挑戦——72年間愛されてきたホッピーを世界のヘルシー飲料へ
ホッピービバレッジ株式会社 代表取締役社長 石渡 美奈 さん
2020/12/22
立教卒業生のWork & Life
OVERVIEW
本学の講義やイベントで講師を務めた、立教卒の“リーダー”たちの言葉をご紹介します。
左:2018年に発売70周年を迎えたホッピー/右:家庭用のホッピー330
ビアテイスト発酵飲料「ホッピー」で知られるホッピービバレッジは祖父が創業した会社で、父が2代目を継ぎ、2010年に私が3代目のバトンを受けました。私が大学生の頃は、まだ「女性が経営者なんて」という時代。卒業後は別の会社に就職したものの、27歳のとき、やはり家業を継ごうと覚悟を決めました。父に嘆願したら「お前には無理だ」と一蹴されたのですが、1年かけて説得して入社。以来、自ら広告塔「ホッピーミーナ」と名乗って積極的に広報活動を行うなど、業界の異端児と言われながら歩んできました。
経営者としての私の使命は、「未来への種まき」です。ホッピーは焼酎の割り飲料として親しまれていますが、実は低カロリー、低糖質、プリン体ゼロのヘルシーな発酵飲料で、人生100年時代における強い味方。この新たなイメージを世界に広めるため、海外でのプロモーションについても取り組みを始めています。未来を見据えたさまざまな挑戦を、今後も果敢に続けていきたいと考えます。
大変ありがたいことに普段から講演の機会に恵まれてはいますが、ゲスト・スピーカー(講師)を担当している立教大学の全学共通科目「立教OBOGの『社長の履歴書』」は、やはり母校なので自然と熱が入ります。学生の皆さんは毎年本当に熱心に聞いてくれて、リアクションペーパーを読むのが毎回楽しみですね。私の経験談を通じて、後輩たちが「未来をつかむ」ヒントを得てくれればこれほどうれしいことはありません。
経営者としての私の使命は、「未来への種まき」です。ホッピーは焼酎の割り飲料として親しまれていますが、実は低カロリー、低糖質、プリン体ゼロのヘルシーな発酵飲料で、人生100年時代における強い味方。この新たなイメージを世界に広めるため、海外でのプロモーションについても取り組みを始めています。未来を見据えたさまざまな挑戦を、今後も果敢に続けていきたいと考えます。
大変ありがたいことに普段から講演の機会に恵まれてはいますが、ゲスト・スピーカー(講師)を担当している立教大学の全学共通科目「立教OBOGの『社長の履歴書』」は、やはり母校なので自然と熱が入ります。学生の皆さんは毎年本当に熱心に聞いてくれて、リアクションペーパーを読むのが毎回楽しみですね。私の経験談を通じて、後輩たちが「未来をつかむ」ヒントを得てくれればこれほどうれしいことはありません。
※本記事は季刊「立教」254号(2020年11月発行)をもとに再構成したものです。定期購読のお申し込みはこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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プロフィール
PROFILE
石渡 美奈さん
1990年 文学部日本文学科卒業
1968年東京都生まれ。立教大学卒業後、食品メーカー、広告代理店勤務を経て、97年ホッピービバレッジ入社。
2010年、代表取締役社長就任。ヘルシーイメージの強調、自らを広告塔とした斬新な販売戦略等によりホッピー人気を再燃させる。立教大学港区セントポールクラブ幹事長、立教大学評議員。
全学共通科目「立教OBOGの『社長の履歴書』」の講師を担当。