幅広い世代が
豊かな生き方を実現できる
新しい「シモキタ」をつくりたい。
小田急電鉄株式会社 生活創造事業本部 開発推進部 向井 隆昭さん
2018/05/30
立教卒業生のWork & Life
OVERVIEW
経済学部経済政策学科を卒業し、現在は小田急電鉄株式会社 生活創造事業本部 開発推進部で働く向井 隆昭さんのメッセージです。
心に響くコミュニケーションをサークル運営を通して学んだ
大学時代の一番の思い出はサークル活動です。1年次に先輩たちと一緒にバスケットボールのサークルを立ち上げ、その後はキャプテンを務めました。サークルのメンバー集めや満足度を高めるには、自分の思いを上手に伝え、それに共感してもらい、相手の考えに耳を傾けることも大事です。そうした経験を通して、人をどう巻き込んでいくか、協力を得るには何が大切か意識するようになりました。今の仕事は、設計会社、コンサル企業、広告代理店をはじめ、さまざまな企業の専門分野の方々と協働しながら進めています。そこでコミュニケーションがいかに重要か理解できるのは大学時代の経験があるから。学生のやりたいことを応援してくれる、立教の自由さに満ちた校風にも感謝しています。
体温が感じられる街・シモキタ 開発も"人”にフォーカス
シモキタの愛称で知られる下北沢は、小田急沿線を代表する街のひとつ。現在、小田急電鉄では下北沢駅を中心に地下化された線路跡地の開発を進めており、私は企画を担当しています。ライブハウス、劇場、古着屋などがひしめき合うシモキタ。その個性豊かな街を歩いてみると、商店とお客さんの距離の近さに気付かされます。何気ない会話にも体温が感じられ、人の息づかいが伝わってくるんです。そんなヒューマンスケールが魅力な街ですから、建物ありきの開発ではなく、"人"にフォーカスした「本質的な暮らし」を提案できるよう進めています。入社5年目でこのようなビッグプロジェクトに関わらせていただき、やりがいも大変大きなものです。
ゼミで都市政策を学んだ経験がまちづくりにも活きている
大学時代、都市政策をテーマとするゼミで学んだことが現在に結びついています。鉄道を高架化して開かずの踏切を解消したことで利便性がどれほど向上したかなどを調査する中、仕事に不可欠な、都市が抱える課題や地域活性化策を考える意識が養われました。同時に「民間企業でまちづくりに携わりたい」と将来の目標も定まりました。運輸をはじめ事業の柱を複数もつ小田急電鉄は、まちづくりでも単に建物をつくるのではなく、交通から子育てなど暮らしのサービスまで一体で考えて開発を行えます。その強みを活かして下北沢のプロジェクトでも街の魅力をさらに向上させ、幅広い世代の生活向上に貢献できる唯一無二のシモキタをつくることが目標です。
※本記事はスタディサプリに載せた記事をもとに再構成したものです。記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご注意ください。
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プロフィール
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向井 隆昭さん
生活創造事業本部 開発推進部
経済学部経済政策学科/2013年3月卒