ひとことで言うと「たくましい」大学生活。でも、それが今の仕事につながりました。

株式会社フジテレビジョン 滝澤 美衣奈 さん

2014/01/01

立教卒業生のWork & Life

OVERVIEW

フジテレビ・スポーツ局にて番組制作に携わっている、滝澤美衣奈さんにお話を伺いました。

ひとことでいうと「たくましい」大学生活。でも、それが今の仕事につながりました。

大学時代の自分は、ただひたすら「たくましかった!」のひとことに尽きる気がします。同性の素敵な先輩に憧れて入部したのは、体育会のホッケー部で、平日はもちろん、土日練習も当たり前の生活。勉強では、3・4年次に、海外をフィールドに研究されている稲垣勉先生のゼミに所属し、海外合宿で寝袋を並べて眠るようなたくましい体験もさせていただきました。観光開発の研究のためにミクロネシア諸島コスエラに行ったのですが、お風呂はいまいち、トイレも流れないような環境で仲間と寝泊まりしたことは、とても貴重な経験になりました。

フジテレビの入社試験でも、まず質問されたのが、グランドホッケーのことやゼミのことでした。「グランドホッケーってどういう練習するの?」「土手ラン(土手でのランニング)です」「へえ!」というやりとりから話題が膨らみ、面接時間があっという間に終了してしまったことも。グランドホッケーも観光学もどちらも珍しいものなので、ユニークな経験をしてきたことと、そして何よりも、たくましい生活をしていたことが評価されて採用されたのではないかと自分では思っています。

入社後は、営業や番組制作の部署を経て、現在はスポーツ局で、主に社内調整をしています。簡単にいうと、より良い番組放送ができるように、番組制作スタッフをフォローする仕事。スポーツの中継放送がある時に、より多くの人に観ていただくために、「めざましテレビ」や「とくダネ!」「スーパーニュース」などの番組で事前に取り上げてもらうよう、働きかける仕事といえばわかりやすいかもしれません。各番組サイドにはそれぞれの意向がありますので、それを聞きながら、いかに私たちの希望を受け入れてもらうか、そのやりとりが難しくもあり、やりがいを感じるところでもあります。

テレビ局というとなんとなく新しいものをつくるイメージですが、ものをつくるのはやはり人。しかも、一人ではなく、大勢でつくりあげるものです。そういう意味では、学生時代の部活で、コーチや先輩、後輩と交流し、ひとつのことに一所懸命打ち込めたことが、今とても生きていると思います。当時は辛かったことも今は笑い話。しかも二度と経験できない笑い話です。みなさんにも、どうか大学生活を前向きに楽しんでいただきたいなと思います。

※卒業学科名は入学年度によって異なる場合があります。
※本記事の内容は取材当時のものであり、現在と異なる場合があります。

プロフィール

PROFILE

滝澤 美衣奈 さん

株式会社 フジテレビジョン 勤務

1999年 社会学部 観光学科卒業
東京都 立教女学院高等学校出身

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